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浦和・桜花賞 マルノマンハッタンが波乱のヒロイン演じる

 23日の浦和メーン「第53回桜花賞」(GI 1600m)は、単勝6番人気の伏兵マルノマンハッタン(浦和・阿部秀厩舎)が優勝。阿部秀師に開業23年目、3263戦目にして初めての重賞タイトルをプレゼントした。
 先行したパチョリ、エアショセットが後続を離して引っ張る乱ペースに、1番人気の2歳女王ブラックムーンが4角でよもやの競走中止(右前ハ行)…波乱の予兆がするなか、「4角での手応えはかなり良かったから大丈夫だと思った」とは中団を追走していたマンハッタン=石崎隆騎手。勝利を確信したように、勝負どころからグイグイと脚を伸ばし、まくり気味に4角手前で先頭に立つと、直線では追いすがるアグネスターフを半馬身差競り落とした。
 勝ち時計は1分44秒2(良)。前哨戦のユングフラウ賞2着がフロックではないことを、堂々たる勝利で証明してみせた。さあ、先に見据えるのは2つ目の冠だ。5月10日の「第21回東京プリンセス賞」(GI 大井1800m)では主役として胸を張って挑む。

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