◎デニムアンドルビー
○エバーブロッサム
▲ローブティサージュ
△トーセンソレイユ
△レッドオーヴァル
△メイショウマンボ
本番・秋華賞と見紛うほどの好メンバーが揃った。上がり馬と呼べるほどの馬もおらず、春の勢力図に大きな変動はない。オークス上位馬を中心に考えてよさそうだ。夏場を充電にあてた馬も多く、ここが秋初戦、そして前哨戦の性格上、若干弛めの仕上げであることが想像される。それでも、ここで大崩れするようでは、本番での戴冠はかえって遠のくとみるべきだろう。「本番」を意識している馬は、ここでも恥ずかしい競馬はしないはずだ。
期待は、間違いなく世代トップクラスのポテンシャルを持つデニムアンドルビー。1番人気に支持されたオークスでは、前半のポジショニングに加え直線でのコース取りが悪く3着に敗れたが、潜在能力の高さは誰しも認めるところ。夏の休養で一回り馬体が成長し気持ちも前向きになってきたとのこと。たとえここで敗れても、次走で雪辱可能な範囲での負けにとどまるはずだ。ここも、本番も頭はこの馬からだ。
相手本線は、関東馬エバーブロッサム。今週の追い切りは軽めだったが、反応は上々で仕上がりはいい。堅実に走るタイプであり、輸送をクリアすれば上位に食い込んでくるだろう。
穴っぽいのは4枠の2頭。春の3戦が不甲斐なかったローブ、春とは一変した体つきのトーセン。2歳女王かたやディープインパクトの妹、どちらも一発あってなんら不思議はない。おさえにレッドとメイショウを。
【馬単】流し(1)軸(5)(7)(8)(10)(18)
【3連単】フォーメーション(1)→(5)(7)(8)→(5)(7)(8)(10)(18)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。