当初、同劇場は昨夏のオープンを目標にしていたが、西日本集中豪雨などで見送りに。ようやく、瀬戸内7県の港で劇場公演を行えることになった。
「当初は、この28日の公演でHKT48を卒業した指原莉乃が、STU48兼任とSTU48劇場支配人に任命されることが発表されていた。HKT48を成長させた指原のメソッド注入が大いに期待されていたが、指原は多忙のためほとんど何もしていないうちに退任を発表。キャプテンでAKB48も兼任する岡田奈々に指原の“代役”が託された形になった」(アイドルウォッチャー)
デビューシングル「暗闇」、セカンドシングル「風を待つ」は連続でオリコン1位を獲得。昨年の「日本レコード大賞」では新人賞を受賞したが、顔の売れたメンバーといえば、すでにAKBで実績がある岡田ぐらい。昨年の総選挙では瀧野由美子が74位、石田千穂が99位とふるわなかった。
「レコード会社はAKBと同じキングレコードだが、他社は獲得に手を挙げず、仕方なくキングが引き取ったような感じ。拠点をどこの県と決めていないこともあり、地元の強力なバックアップ体制も感じられない」(芸能記者)
劇場船出航前の1日には、メンバーの薮下楓が活動休止を発表。盛り上がるムードに水を差す形になってしまったが、出航のタイミングはあまり良くなかったようだ。
「まだ、NGTのメンバー暴行事件が片付いていなかった。運営はNGTと同じAKSで世間からは厳しい目が向けられているので、“逆風”の中の船出となった。おまけに、劇場に行くまでに時間もお金もかかるし、天候によって出航できない可能性も。どこまで熱心なファンを獲得できるかは微妙なところ」(同)
初の船上劇場というビジネススタイルだけに、ほかの48グループでは想定できないリスクも抱えてしまったようだ。