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テレビ界は2強時代に突入か

 いまテレビ界は“2強3弱”時代に突入したと言われているらしい。2強とはNHKとフジテレビ。NHKは、国が支えているので安泰。しかし、スポンサー企業に支えられている民放は、この大不況でどこも青色吐息のはずなのだが…。

 「フジテレビには“神風”が吹いたんですよ」というのは大手広告代理店関係者。神風とは、ライブドア(現LDH・東京)を巡る一連の粉飾決算事件でフジテレビの親会社「フジ・メディア・ホールディングス」が手にした和解金のこと。フジテレビは310億円もの大金を手にしたのだ。今回、フジテレビが得た和解金は、3月期決算に特別利益として計上される。
 「中期決算で赤字を申告した日テレやテレ東も今度の決算では意地でも黒字に転換するはず。といっても数億円規模。テレ朝も似たようなものでしょう。TBSは不動産事業で数十億円の利益を出した。しかし、フジは数百億円以上の純利益を計上する。大不況のこの時期に黒字を出すことはスポンサーや株主に対しても大変なアピールになりますよ」(テレビ関係者)
 気になるのは和解金310億円の使い道だ。フジ局内ではいろいろと話が盛り上がっているそうだ。特に社運を賭けて建設した“フジテレビ湾岸スタジオ”の費用に当てようという意見が多いという。そんな中、急浮上して来たのが東京・お台場に一大テーマパーク建設プロジェクトの話。オープン予定は、3年後のデジタル放送解禁日を目標にしている。

 「背景には、都が以前から動いていたカジノ建設計画が絡んでいる。この世界的不況を踏まえ日本でもカジノが法的に解禁される可能性が高い。フジはこれらの政治的動きも視野にいれて動いている」(週刊誌記者)
 テーマパークの規模はかなり巨大なようだ。
 「フォーミュラーニッポン用のサーキット場や巨大な温水プールなどアミューズメントを詰め込んだものにするらしい。すぐ隣にはフジの湾岸スタジオがあり、スタジオ見学もできるようにして、オープンから2年後には黒字になる予定とか」(テレビ関係者)

 一方で長年の懸案事項だった低予算番組の開発費に和解金の一部が流用されるという。
 「一番は若手育成番組『笑っていいとも』のテコ入れ。『いいとも』はこれからというタレントを起用する一方、若手局員を育てる場でもある。20年以上のノウハウが先輩から後輩へと引き継がれている。多くの卒業生が『めちゃ×2イケてるッ!』などの王道バラエティーの演出に成長している」(テレビ関係者)
 他局関係者はこの話を聞き、フジのスケールに度肝を抜かれているそうだ。

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