“立ち技格闘技”団体であるK-1 JAPAN GROUPの年間表彰式「K-1 AWARDS 2018」が、若者の中心都市である渋谷で行われた。
注目の最優秀選手賞は武尊が受賞。昨年3月のビッグマッチ「K'FESTA.1」ではスーパーフェザー級のトーナメントで優勝し、K-1史上初となる三階級制覇を成し遂げた。更に12月の大阪では、因縁の皇治を相手にタイトルを防衛し、文句なしのMVP受賞となった。
プレゼンターの魔裟斗からトロフィーと目録を贈られた武尊は「去年初めてのAWARDでこの賞をもらえなくて、去年から意識していた。2年目に取れてうれしい」と第一声。「K-1代表として引っ張っていく。3月10日はK-1代表として必ず勝つ。K-1最強、最高を証明します」と高らかに宣言した。
授賞式後の取材では「どうしても欲しかった。去年は悔しかった」と“武尊スマイル”を見せた。
K-1の“カリスマの先輩”魔裟斗は「勝つだけじゃなく完璧な戦い。あと2〜3年は頑張ると言っているが、35歳くらいまで頑張れ」と檄を飛ばした。これには武尊も「頑張ります」と答える他なかった。
K-1公式サポーターの関根勤からは「有言実行して3階級制覇。しかも2.5㎏と2.5㎏と階級を上げて。写真集やTV番組でのトークもうまい。芸能活動も天才的!」と称賛。また、武尊が入場してくると「会場がギューと、テンションが上がっていく。これは持って生まれたもの」と続け、「まさに“スーパースター”」と大絶賛していた。
モデルの久松郁実は「皇治戦など素敵な試合がいっぱい。MVPは当然」と昨年の戦いを振り返った。また、「タキシード姿にキュンキュンする。一番ステキな身体。理想的」と“告白”された武尊は「汗が止まらない」と本当にびちゃびちゃになっていた。
そんな武尊は「TVで急に裸になることがあるので、節制している。ぶよぶよの身体は見せられない」とし、「酒はやめた。(食べ物も)グルテンフリーや玄米を食べている」と語った。これは「K-1を背負うからには魔裟斗さんを見習う」との覚悟から。大先輩の魔裟斗のストイックさも受け継いでいる。
3月10日の「K'FESTA.2」では、現役ムエタイチャンピオン・ヨーキッサダーと対戦することが決定している。今年も“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”がK-1を牽引する。
取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘