このニュースは、11日にTwitter上で音楽関係者と思われるユーザーが「JASRACの会報に森田童子さんが4月24日に逝去したと載っている」とツイートしたことで発覚。投稿をきっかけに、彼女を惜しむ声が続出する。
それでも、「デマではないか」「信じがたい」という声もあり、まさに騒然となる。そんななか、実際に会報の画像をツイートするアカウントが登場。そこには、「森田童子氏(詞曲) 2018年4月24日逝去。65歳」と記載されており、残念ながら亡くなってしまっている可能性が高い模様だ。
80年代に活動を停止した後、1993年に野島伸司氏脚本のドラマ『高校教師』(TBS系)に「ぼくたちの失敗」が使われたことで、多くの人にその曲が知られることになった森田さんだが、その際も表舞台には出ず、取材も一切拒否したといわれる。華やかな舞台を嫌った森田さんらしい最期なのかもしれない。
彼女の楽曲「たとえばぼくが死んだら」の歌詞には、「たとえばぼくが死んだらそっと忘れて欲しい」とある。このニュースを聞いたファンは、一様に忘れることなくその独特な歌唱力を思い出し、哀悼の意を表している。そして、多くの人が、彼女のために涙を流しているものと思われる。
ただし、現在のところ正式な発表はないため、本当に亡くなっているのかなどは不明と言わざるを得ない。「本当は生きていた」となれば、それはそれで安堵できるのだが…。
既に芸能界を引退している森田さんだけに、死去について家族などから何らかの発表がある可能性は極めて低いと見られ、真相が明かされることはないかもしれない。ネットユーザーからは、「これも彼女らしい」との声があるが、少々寂しいのも事実ではないだろうか。
歌手はたとえ亡くなったとしても、その歌声は永遠に残る。彼女の才能は、後世に語り継がれて行くはずだ。今は様々な思いを胸に楽曲を聴きながら、彼女に思いを馳せたい。