◎スイートサルサ
○ルリニガナ
▲トゥザサミット
△ターフェル
△オリービン
△イチオクノホシ
トップハンデがオリービンの58.5キロ。OP特別勝ちに加えて何度も重賞で好走しており実績的には仕方のないハンデか。実際に前走・豊明Sでは同じ斤量で2着に追い込んでみせた。しかしながら、53キロだった勝ち馬からは1馬身以上離されての完敗といえる内容であり、斤量差5.5キロは如何ともし難いハンデ差だった。今回も同じことがおこっても何ら不思議はなく、力は認めるものの馬券的な妙味は小さい。初めて56キロを背負うイチオクノホシにも同様のことが言える。この2頭はおさえまでの評価としたい。
狙いは52キロの3歳牝馬スイートサルサ。同世代同士での競馬とはいえ、フェアリーSでは0.1秒差5着、クイーンCはタイム差なしの2着、フローラS(6着)を叩いて臨んだオークスでは1.3秒離されたが大崩れせずに7着に踏ん張った。1600万条件の古馬と伍して戦える実績は十分にあるとみる。本質的にマイラーであると仮定すれば、前2走は距離が長かった、そう敗因づけることもでき、52キロは「恵まれた」感さえある。リフレッシュ放牧を挟んで1400m戦からのリスタートは、この馬にとっては悪くない条件。2400mを使った後だけに、前半からの速い流れに戸惑う不安はあるものの、休み明けの牝馬、気性面を考えればプラス材料かもしれない。配当面の妙味もあり思い切って狙ってみたい。
相手本線は、函館から転戦してきたルリニガナ。55キロは背負わされた感はあるものの、この条件での安定した走りは魅力。休み明けを叩いて状態も上向いており好戦する可能性は高い。3走前にランリョウオーと接戦歴のあるトゥザサミットが不気味。前走のダート戦は参考外であり、54キロなら巻き返して何ら不思議はない。以下、ターフェル、オリービン、イチオクノホシあたりをおさえに。
【馬連】流し(1)軸(2)(5)(6)(15)(16)
【3連単】フォーメーション(1)→(2)(6)→(2)(5)(6)(15)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。