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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(4/28) 天皇賞(春)

◆京都11R 天皇賞(春)

◎ゴールドシップ
△フェノーメノ
△レッドカドー

 3角手前からのロングスパートでまくり切る競馬が定着したゴールドシップ。平成の芦毛伝説に新たな1ページが加わる。条件戦ならまだしも、菊花賞、そして有馬記念を同様の戦法で相手を捻じ伏せた内容は圧巻。強い、のひと言に尽きる。ステイヤーにとって天皇賞・春のタイトルは別格であり、陣営も必ずや手にしたいタイトル。万全の仕上げは当然であり、まともな競馬なら、十中八九、勝つのはこの馬だろう。

 負かす可能性のある馬を2頭挙げる。まずは、昨年のダービーで先着(2着)したフェノーメノ。11か月ぶりの直接対決となるが、この馬の成長力もなかなかのもの昨秋のジャパンC5着後、逸る気持ちを押し殺して有馬記念を自重。古馬になっての飛躍にかけて放牧したわけだが、前走・日経賞までの4か月の休養が心身の成長を促した。抜け出してから後続に詰め寄られることなく、余裕で勝利した日経賞はその表れだろう。距離さえこなせれば、ゴールドを倒しての無冠の大器返上のチャンスはある。スノーフェアリーで2010、11年のエ女王杯を連覇したダンロップ厩舎が送り込んできたレッドカドーも怖い1頭。距離は長い方がよりよいタイプであることに加え、昨秋のJC(8着)よりも今回の方が明らかに状態が良い。暮れの香港ヴァーズでジャガーメイルを負かしているように力量も十分。巻き返しがあって不思議でない。

【馬単】流し(8)軸(6)(13)
【3連単】フォーメーション(8)→(6)(13)→(6)(13)
【3連単】BOX(6)(8)(13)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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