昨年までは五木ひろしの5万円を頂点に、4万円台に松田聖子、郷ひろみ、ほかには谷村新司、高橋真梨子、美川憲一、工藤静香らが並び、いずれもチケットは飛ぶように売れたとか。
「ディナーショーは曲数が少ないので、聖子や郷はヒット曲づくし。ヒット曲が少ない美川や秋川でもトークで間を持たせることができるし、静香は夫のキムタクや家族のトークを聞きたいファンが毎年足を運ぶ」(芸能記者)
そんなディナーショー商戦に今年から参戦してきたのが矢沢永吉。
矢沢といえば、これまでおおみそかのNHK・紅白歌合戦に出場した際も五木、聖子、郷ら通常の枠で出場する歌手たちを押しのけ、VIP待遇での特別出演だったが、ディナーショーのチケット価格もいきなりVIP級。クリスマスの24、25日の2日間、東京・六本木のグランドハイアット東京でディナーショーを開催するが、チケット価格は国内の歌手では最高額となる6万円と強気の値段設定。
おまけに、かなりの厳戒態勢だというのだ。
「チケットの販売サイトによると、転売防止のため、申し込みの際には同伴者も含めて顔写真の登録が必須で、申し込みは1人2枚まで。当選しても、紙のチケットは発行せず、代わりとなるQRコードを発行。公演当日、本人確認のため、身分証明書の提示を求める場合もあるという。ドレスコードもあるそうなので、矢沢のコンサートではおなじみの特攻服に首からタオルをぶら下げた格好はNGだろう。それでも、両日合わせて約900席は完売だとか。会場内には撮影も入り、後にDVD化するようで、チケット代とDVDの売り上げでがっぽり稼げるだけに、来年以降も矢沢は毎年開催するのでは」(レコード会社関係者)
ネットオークションなどでチケットをゲットできないだけに、今年チケットを取れなかったファンは粘り強く毎年応募するしかなさそうだ。