2月にパリのカフェでカップルに対し暴言を吐いたと報じられ、後の3月には酔っ払ってカフェの女性に「ヒットラーが大好きだ」と騒いでいるビデオが公開されたことでクリスチャン・ディオールのクリエイティブ・ディレクターの座をクビにされたガリアーノ、22日水曜日、裁判所に出廷し、彼の弁護士はガリアーノの中毒症状を主張している。
パリの裁判所で弁護士オーレリアン・アメルは、「一つ明らかなことは、ジョン・ガリアーノが病気だったということです。アルコール、精神安定剤、そして睡眠薬といった3つの中毒症でした」と答弁した。
同弁護士によると、中毒症状治療のためリハビリに入りしてからのガリアーノは、ビデオでの自分の行動を悔いており、反ユダヤ主義であることを否定しているという。
裁判では証人として5名が証言台に立ち、9月8日に判決が下される。
もし有罪になれば、ガリアーノは1万9500ポンド(約160万円)の罰金と6か月の服役に直面する。
この事件後、ガリアーノは謝罪していた。
「反ユダヤ主義や人種差別など我々の社会にはありません。非難を招いた自分の態度を深くお詫びします」