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阪神JF 美浦黄門・橋本記者が東の秘密兵器・パドブレを直撃

 ノーマークの関東馬が一発を狙って西下する。地元・関西勢がメンバーの大半を占める阪神JFで大仕事をやってのけようと、東の刺客パドブレ陣営が静かな闘志を燃やしている。前走の京王杯2歳S11着で株を下げているが、敗因は歴然。すべての条件が好転する今回は不気味さを漂わせている。美浦黄門こと橋本千春記者が、ケイコ役の馬淵助手に迫った。

 −−まず、前走の京王杯2歳S(11着)を振り返ってください。
 馬淵助手「当週の火曜日にジンマシンが出て、追い切りが木曜日にズレ込んだ。その影響が出たんだと思う。トモの踏み込みも良くなかったしね」

 −−敗因は明らかなわけですね。次に今週の追い切りの感想をお願いします。
 馬淵助手「先週の水曜日に5F65秒4と速いところをやり、日曜日も4F54秒5と時計を出している。だから、今朝(10日)は終いだけやったが、動きはすごく良かった。前走とは雲泥の差ですよ」

 −−スタートがあまりうまくないようですが。
 馬淵助手「出遅れ癖は一朝一夕には直せないし、癖もこの馬の個性と思えば、悲観的にならずに済む(笑)。それに、阪神千六はスタートしてしばらく直線を走るから、(仮に出遅れても)あわてずに競馬ができるはず」

 −−洋芝のコースについては?
 馬淵助手「スパッと切れる脚がない半面、長くいい脚を使えるので(力のいる洋芝は)むしろ合うはず。マイルも千二、千四よりはプラスになる。初めての右回り? 普段、右回りでケイコしているのでまったく心配ないでしょう」

 −−長距離輸送はどうですか?
 馬淵助手「新馬を勝った後、連闘でダリア賞を連勝したように、精神力の強い馬。輸送慣れもしているから大丈夫」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 馬淵助手「牝馬にしては珍しくイレ込む心配のない馬。いい状態で臨めるし、ロスなく自分のリズムで走ってくれば、チャンスはあると信じています。応援してください」

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