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人気を取るかレベルアップを取るか 協会が悩む清宮パパ監督起用

 ラグビーW杯で快進撃を見せた日本代表が10月13日に帰国。一次リーグ敗退ながら、4試合3勝の快挙は世界中が認めている。次回'19年大会の開催国は日本。当然、母国で悲願の“一次リーグ突破”を狙うが、それがかなうか否かは新監督次第だろう。
 「今回の快進撃は、エディー・ジョーンズHCのおかげです。大会前からW杯終了後に南アフリカのプロチーム監督に就任することが決まっており、日本のラグビー協会は『'19年大会を成功させるには選りすぐりの次期監督を』と考えていました」(スポーツ紙記者)

 ラグビー協会は「白紙」とコメントしているが、すでに海外メディアは現フィジー代表監督のジョン・マッキー氏が最有力と報じている。また、日本国内リーグで指揮を執るパナソニックのロビー・ディーンズ監督、元ニュージーランド代表HCで欧州プロリーグの最優秀コーチ賞も受賞した現NTTコム監督のロブ・ペニー氏の名前も挙がっている。しかし、協会の“本命”は、やや異なるようだ。
 「ヤマハの清宮監督を推す声も多いんです。エディーHCの退任が決定した直後から『次は清宮サン』といわれていました」(同)

 清宮克幸監督(48)は、今夏の甲子園を沸かせた早実の怪物1年生・幸太郎のパパだ。克幸氏の輝かしい経歴を知るラグビーファンからすれば、「幸太郎のパパ」なる言い方は許せないだろうが、ラグビー協会は'19年の開催大会に向け、大きな課題をまだ解消していない。「どれだけ日本国内で観客を集められるのか」が未知数なのだ。
 ラグビーW杯の主催国収益は、観戦チケット収益を主とするシステムなので、“幸太郎人気”にも便乗したいというのがホンネ。だが、代表メンバーは今大会で世界のレベルを知り、新しい技術に飢えている。
 協会は清宮フィーバーにあやかり、大会運営費を確実にゲットしたいところ。克幸氏も意欲的だというが、一方で代表の1人、田中史朗は「できれば外国人監督がいい」と発言。“カネ”か“指導力”か、果たして協会はどちらを選ぶのか。

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