ゴーストライター問題で渦中だった「両耳がきこえない作曲家」として知られていた佐村河内守氏だが、今週、新たな代理人の弁護士2人が決まったことを代理人が連名でマスコミ各社にファクスで報告した。
佐村河内氏は7日の会見で、「週刊文春」(文芸春秋)でゴーストをつとめていたことを告白した新垣隆氏を「名誉毀損で訴える」としていたが、会見の時点では代理人が決まっていなかった。
このままだと、今後、両者の争いは法廷闘争に持ち込まれそうだが…。
「裁判をしたところで、佐村河内氏が復権できるわけではない。おそらく、新垣氏がこれ以上事実を暴露しないように“威嚇”しただけ。『文春』や記事を書いたジャーナリストは敵に回したくないから『訴える』とは言わず、脅しに屈しそうな新垣氏のみをターゲットにした。裁判になれば、どんどん自分のついたウソがバレ、恥の上塗りをするだけ」(芸能記者)
NHKは16日午前11時からの情報番組「とっておきサンデー」で、佐村河内氏を取り上げた過去の番組が「放送に至るまでの経緯」を報告するというが、同番組で佐村河内氏のついた巧妙なうそがまたまた明らかになりそうだ。
(放送が厳しくなったTBSの“看板ドラマ”)
俳優の宇津井健さんが14日、慢性呼吸不全のため、死去した。82歳だった。
宇津井さんといえば、近年はTBSの人気ファミリードラマ「渡る世間は鬼ばかり」で演じた小料理店の主人役がおなじみ。同役は病気で降板し06年に亡くなった藤岡琢也さんの代役として起用されていたが、宇津井さんの死により、今後「渡鬼」が放送されることがなさそうだという。
「なかなかドラマが当たらないTBSにとって『渡鬼』は“看板ドラマで、局の上層部としてはできれば定期的に放送したいところ。しかし、宇津井さんが演じた役の代役を立てるわけにもいかず、かといってその役抜きではドラマが成り立たない」(テレビ誌記者)
「渡鬼」で娘役を演じた女優の藤田朋子は14日夜、自身のTwitterで「宇津井パパ…まだまだ話したいことあったよ…。さよならな言いたくない。ねえ。信じられないよ!」と沈痛な心境を明かしたが、ほかの“渡鬼ファミリー”も宇津井さんとの思い出を振り返り涙しているに違いない。