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会社員の味方「さくら水産」、現在11店舗に激減 500円ランチ撤廃で客離れか

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さくら水産の公式Xより

500円ランチで、白米、みそ汁、卵お代わりし放題。サラリーマンの財布に優しいチェーン店というイメージでかつて160店舗まで展開した「さくら水産」。500円ランチは撤廃され、800円以上となっている。

以前は、道を歩けば、というほどでもないが、どこに行ってもそれなりに店舗を見かけていた。現在は探しても、なかなか見つからない。それもそのはず、11店舗しか残っていない。

経営も2015年にアスパラントグループに移ったものの、なかなか再建にはいたらず、大量閉店。2019年に梅の花グループの子会社となるものの、さらに店舗は減り続けていった。

ネット上では、「ご飯・生卵おかわり自由って最高だったからショックです」「金なくて借金してたころさくら水産に救われてました」「大変お世話になったから悲しいな」と悲しむ声や、「ブランドが寿命を迎えてる」「“安さ”だけではもう生き残れない時代」「リブランディングは難しいという事例」といった冷静な声も上がっている。

同店が最盛期だったころ、利用していた人は多いだろう。店舗にもよるだろうが、おしゃれさとは程遠く、ちょっと飲んでしゃべるのには最適な空間だった。2010年ごろはまだまだ元気だったイメージだが、経営転換がうまくいかず、コロナ禍もあって虫の息になってしまったようだ。いまから当時のような価格でやり直そうとするのは難しいだろう。しかし、こんなご時世だからこそ、当時くらいの価格の店がでれば人気店となるのではないだろうか。もちろん赤字覚悟で出すのではなく、利益も出せて、当時の価格で出す。そんな店を期待したい。

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