石橋は「去年の秋から、ちょっと体調が良くなくてですね。なんとか頑張って働いていたんですけども、今年の2月にあまりにも体の調子が悪くて、病院で検査しましたところ、がんになってしまいました」と明かす。続けて「場所は食道がんです。見ていただいた先生の話によると、早期に見つかったということで。少し安心しているんですが、ちょっとそのために、入院をして、手術をして、体力が戻るまで、しばらくの間、『貴ちゃんねるず』を含め、芸能活動を少しお休みするということになりました」と説明した。
芸能人で食道がんを患う例は多い。「サザンオールスターズ」の桑田佳祐、歌手・野口五郎、山崎努らだ。少し前までは、芸能人自身は病気や病名を伏せたまま活動を続けるケースが多く、メディアが病院や医師を取材し、スクープとして明らかになることが多かった。「病欠で仕事に穴を空けてはいけない」という風潮も強い。現在もプライバシーの観点から病気や病名を伏せたまま活動する芸能人は一定数いる。しかし、昔に比べ公表しやすくなった。芸能人の働き方改革が進んでいるのだろう。
病名を明かすメリットは、通院・入院などでスケジュールの調整をしやすくすることが挙げられる。また、公表することで、マスコミからの過剰な取材をカットする目的もあるだろう。
石橋の公表に対し、相方の木梨憲武は自身のSNSで「健康魂でよろしく!PEACE」とエールを送っている。SNSでは、「さすがコンビ愛」「温かすぎる」「貴さんへの愛が伝わりました」といったコメントが寄せられていた。
食道がんは早期発見だったため、入院も短期間で済みそうだ。最近話題になった江頭2:50をはじめ、コンプライアンスで尖った笑いが少なくなった。石橋にも早く復帰し、お茶の間に笑いを届けてもらいたい。