江頭は番組終盤の「赤坂5丁目!マーメイドチャレンジ」企画に亀のぬいぐるみ姿で登場した。「エガちゃん、TBSにやってきたぜ!コンプライアンス、ぶっ潰すぜ!」と叫ぶと、出演者を次々に襲撃。
さらに、女優の永野芽郁を追いかけまわし、ついには泣かせてしまった。CM後には、番組から退場している。
同シーンに、SNSでは「やりすぎ」「永野芽郁ちゃん心配すぎる」「エガちゃんは自分の芸風やっただけ」「女性を襲う芸のどこが面白いんだろう」と賛否両論の盛り上がりをみせ、炎上状態。
騒ぎになりすぎたのが原因か、上記通りTVerは、江頭の登場シーンを全て削除し、配信スタート。
カットされたニュースが配信されると、SNSでは「江頭さんがたたかれる意味がマジで分からない…」「普通に永野芽郁嫌いになったわ」「江頭2:50も悪いと思う」「永野芽郁さんは何一つ悪くない」「一番見たいシーンなのに!」「まあやっぱりやり過ぎだよねえ……」「悪いのは現代のコンプラと過剰に深読みして叩いてる永野芽郁ファン」といった声が上がっている。
江頭は30日、自身のYouTubeで「今回のテレビに出るにあたって、ドキドキワクワクさせたいのはあったよ。ただ、永野芽郁ちゃんには悪かったよ」と謝罪。また、台本があった説については「台本あったら、笑えないでしょう!ふざけんなよ」と否定した。
江頭をキャスティングすれば、出演者に襲い掛かる状況は想定できたはずだ。江頭自身は期待に応え、自分の仕事をしたにすぎない。それは永野にしても同様だろう。
お約束の上でのできごとに対して、楽しめなくなった視聴者が増えてきている。コンプライアンスが厳しくなり、視聴者もそれを受入れているから、江頭の良さは排除されつつある。
「冗談を冗談として楽しむ」コンプライアンスはそういう風潮も消している。
TVerは、江頭という芸人を番組から消してしまった。これは本当に正しいのだろうか。