この日は、「扮装状態でスタッフに撒かれたら一巻の終わり説」。ふざけた格好でロケを行っている最中、スタッフが姿をくらまして戻って来なかったら、3人のターゲットはどんな行動を取るのかをウォッチングした。
最初に放送されたのが、中年芸人ひょうろく。ハクチョウの頭が股間部分から突き出たバレリーナの衣装で、都内から車で2時間の茨城・鉾田市の山林でロケ。だがその途中、ディレクターやカメラマン、音声など全スタッフがいなくなってしまう。
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慌てた彼は、その格好のままスタッフを捜すが見つからず断念。自力で都内まで帰ろうとする。その際、携帯や財布がないと紹介されていた。同じように、女芸人・あぁ~しらき、天狗のコスプレをしているコンピューター宇宙・はっしーはっぴーの2人も、それぞれ千葉・佐倉市、東京・西多摩郡の山の中でスタッフに撒かれ、都内をめざすことに。
だが彼らは、人に交通費を恵んでもらい、近くの駅から東京をめざしたり、コンビニに駐車している車に声を掛けて、ヒッチハイクを試みるなど試行錯誤を重ねるものの、誰一人として、その衣装を脱ぐことはなかった。
また、番組の追跡カメラがターゲットの音声を拾うために、かなり至近距離まで近づく場合もあった。人の少ない山道や、建物がまばらの田舎道などでは、逆にカメラクルーがいたら気付かれそうなものだが、彼らは一切気付くことはなかった。
その中で、あぁ~しらきは、行き会う一般女性から「何か撮影やってるの?」と聞かれた際、なぜか「虫取りをしに来た」とだけ返答。近くの佐倉駅まで到着した彼女が電車でめざしたのは東京の自宅。しかもカットが変わると、家がある最寄り駅の出口に『水ダウ』スタッフがスムーズに待ち構えて、再びカメラで撮影し始めるという“手際の良さ”。さらに、あぁ~しらきは、なぜか家の鍵だけは所持しており、自宅へすんなり直行。
ネットでは「家の鍵持ってる」「ガチと言うには無理あったんじゃないか」「カメラマンの存在完全に気付いてるやん」「やらせ丸出し」「なんでカツラぐらい取らないの」「なんでテレビの企画って言わないんだろ」「これ絶対分かってるよね? 私だったら、まず誰かに携帯借りて事務所に確認の電話する」「普通この状況なら交番に行って正式にお金借りるかタクシー使うんだけど」といった指摘が次々と寄せられている。