きっかけは、音楽プロデューサーで執筆活動も行う松尾潔氏が1日、音楽プロダクション・スマイルカンパニーからマネージメント契約を打ち切られたという報告。同プロダクションには、山下とその妻・竹内まりやが所属している。同氏は、その原因を“自身がメディアでジャニーズ事務所に言及したこと”とし、山下も打ち切り方針に賛成したと明かした。
>>山下達郎がジャニーズ事務所を擁護した納得の理由 ガッカリしたファンも?<<
これを受け9日、山下がパーソナリティーを務めるTOKYO FM系のラジオ番組「山下達郎サンデー・ソングブック」の放送で、ジャニーズ事務所の性加害問題について約7分間にわたり言及。松尾氏については、「彼から顧問料をいただく形での業務提携であり、雇用関係にあったわけではない。彼が所属アーティストだったわけではなく、解雇にはあたりません」と説明した。
山下は、自身のヒット曲も多く、近年は「シティポップ」の代表として海外の人気も高い。加えて、KinKi Kidsの『硝子の少年』など多くのジャニーズ所属グループの楽曲も手掛け、ジャニーズとは身内同然と言われている。それだけに、ジャニー喜多川さんの性加害問題について何も知らないといった発言に、ガッカリしたファンも多かったようだ。
妻の竹内はこのことにコメントを出していないが、山下が同ラジオ番組で「近い将来、SMAPや嵐、キンプリの再集合も実現するような日が来ることを、竹内まりや共々に願っております」と、今後のジャニーズ事務所への思いは妻と自身で共通だと匂わせる発言も。これも“妻を巻き込んだ発言”として物議となっていた。
まるで夫婦一体のような発言だったが、実はこの2人、珍しい夫婦のかたちをとっていると過去に報じられている。
2020年11月、『女性セブン』(小学館)が2人の“卒婚”疑惑を報じた。同誌は“卒婚”を、“離婚届は提出せずパートナーの形は保ちながらも、それぞれの人生を生きていく自由な関係”と説明している。その理由として、山下が知人に「卒婚ってどう思う?」と聞いていたという音楽関係者の証言や、竹内がインタビューで夫について「大親友なんです」と発言したことを挙げている。
山下も竹内も、一人の時間を楽しむことが増え、趣味に費やす時間に干渉しなくなっていったと、変化する夫婦のかたちを記事で伝えた同誌。1年後の2021年12月には、「夫婦関係において新たに大事なものに気づいたりしながら、その絆がさらに深まっているように見えます」というレコード会社関係者の発言を報じている。
2004年に杉山由美子氏が著書『卒婚のススメ』で使用した造語で、2010年以降数年、芸能界でも公言する夫婦が見られた。山下・竹内夫妻の“卒婚”はその後報じられず、ブームに乗っての発言や、報道だった可能性もある。
一部では実家の旅館の立て直しに尽力していた、ジャニーズ事務所の女性スタッフと海外旅行に行っていたなど、様々な報道がされているものの、私生活はベールに覆われている竹内。メディアで見る機会がほとんどないが、夫のピンチにコメントを出すことはあるだろうか。