発言のきっかけは、自身が所属する音楽プロダクション「スマイルカンパニー」とジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題について持論を展開していた音楽プロデューサー・松尾潔氏が、ジャニーズに対する発言を理由に契約を打ち切られたことを明かし、話題になったことから。
山下は「彼から顧問料をいただく形での業務提携であり、雇用関係にあったわけではない。彼が所属アーティストだったわけではなく、解雇にはあたりません」と説明。契約終了は事務所の社長の判断に委ねる形で行われたという。
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山下は松尾氏の契約終了を促したこともなく、「年にメールが数通という関係です」と関係を説明。松尾氏のジャニー喜多川氏の性加害問題に対する発言に対し、「臆測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因。理由は決してそれだけではありません」とした。
性加害については知らなかったことを主張したが、「性加害が本当にあったとすればそれは本当に許し難いこと」としたものの、「ジャニーさんの功績に対する尊敬の念は今も変わっていません」と自身の立場を表明した。
この発言に対して松尾氏は、自身のツイッターで《残念ですね。メロウじゃない日曜日》と、夕刊紙・日刊ゲンダイの連載「松尾潔のメロウな木曜日」や自身のNHK-FM「松尾潔のメロウな夜」に掛けてつぶやいた。
「山下はKinKi Kidsの『硝子の少年』など楽曲を手がけ、所属事務所の前社長はジャニーズの関連会社の社長を務めていた。ジャニーズは身内同然なので、性加害を知らなかったことを表明した藤島ジュリー景子氏と足並みを揃えるのも納得だが、その発言にガッカリしたファンも多かったのでは」(芸能記者)
淡々と説明したところまでは良かったが、こんな時期だけに、ジャニー氏に対する賛辞は余計だったようだ。