発端となったのは、この日番組の買い物企画でヘリウムガスを目にした櫻井翔が「僕らドームでコンサートやる時に、大きい気球に5人それぞれ乗る……。要するに、5球の気球を用意する時があったんですよ」と言い出したこと。しかし、「国内のヘリウムが足らないってなって、海外からヘリウムを輸入しなきゃならなくなった」と明かした。
櫻井によると、「(ヘリウムが)ポンポン手に入るわけではないから、ツアーの途中で飛べなくなりそうだった」とのこと。この日ゲスト出演していた相葉雅紀ともこの話題で盛り上がり、櫻井は「嵐ヘリウム事件だよね」と振り返っていた。
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櫻井が言及したのは、2012年11月から2013年1月まで行われた5大ドームツアー『ARASHI LIVE TOUR Popcorn』の演出のこと。しかし、実は2012年11月からヘリウムは供給不足に陥り、同時期には東京ディズニーリゾートがバルーンの販売を中止にしている。
このため、ネット上からは「研究にヘリウムが使えなくて大変だった」「測定機器を使わないと成り立たない化学業界には割とシャレにならない話」「ヘリウムガス不足にキレてた医療関係者を知ってるから全然笑えない」「ヘリウム不足して出来なくなった研究とか実験とかあった」「道楽で医療や工業や科学研究に打撃を与えたクソデカ不祥事」などといった批判が寄せられた。
「しかし、多くの人が『嵐が国内ヘリウムを買い占めたせいで研究ができなかった』と受け取っていますが、実は2012年末のヘリウム不足は、ヘリウムの採掘施設に不具合が見つかったことが原因。ヘリウムは医療分野やハイテク産業に優先的に割り振られたようですが、そもそもの供給量が足りなかったため、ヘリウムショックが起きてしまうことに。つまり、タイミングが重なっただけで、嵐がヘリウム不足を引き起こしたわけではありません」(芸能ライター)
誤解が生まれてしまっているこの状況に、ネット上からは「研究用のものを嵐が買い占めたわけじゃないのに」「少し調べれば事実は分かる」「販路が同じならそれはそれで問題でしょ」といった反論も多く寄せられていた。