同番組は1982年10月9日にスタートし40年の節目を迎えていたが、タモリが好きな電車、坂にまつわるものや、職人が使う道具を扱うなど、マニアックな視点の企画で人気を誇った。
>>放送時間変更は失敗だった? ギネス認定で近づいたタモリの『Mステ』勇退のタイミング<<
中でも視聴者から主に海外楽曲の歌詞が違う意味の日本語のように聞こえる「空耳」の投稿を募り、イラストレーターの安斎肇氏と紹介する「空耳アワー」は大人気コーナーの一つ。大物ミュージシャンも多くゲスト出演していた。
テレ朝は番組終了の理由を、『番組としての役割は十分に果たしたということで、総合的に判断』と説明した。
残るタモリのレギュラー番組は「ミュージックステーション(Mステ)」(テレ朝)と「ブラタモリ」(NHK)の2本となった。
「『ブラタモリ』はタモリにしてはギャラが安いので趣味みたいなもの。とはいえ、肉体的には『タモリ俱楽部』よりも『Mステ』の方がハードワークなので、まさか『タモリ俱楽部』の方が先に終了するとは思わなかった」(テレビ局関係者)
タモリといえば、これまでの活動歴で代表的な番組は1982年10月から2014年3月まで放送されていた、平日昼の帯バラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」だったが、「タモリ俱楽部」の終了でどうやら確実に芸能界からの勇退が近づいているようだ。
「『いいとも』でもはや亡くなるまで使いきれないぐらいのギャラを稼いで蓄えも十分なはず。勇退してのんびり余生を過ごすことになるのでは。所属事務所は俳優の堺雅人が独立して大幅な収益減だが、さすがに、タモリが勇退を申し出ても止めることはできないだろう。おそらく、次は『Mステ』の降板発表があるのでは」(芸能記者)
最終回の「タモリ俱楽部」の企画が注目される。