問題となっているのは、「1-2」とソフトバンク1点ビハインドの8回表2死でのこと。打席の西武・柘植世那はソフトバンク5番手・大津亮介の3球目を捉え、左翼線へ転がる長打性の当たりを放つ。ホーキンスはフェンスの跳ね返りを待って捕球しようとするも、目測を誤ったのか逆を突かれ打球を後逸した。
さらに、ホーキンスはそらした打球を拾い損ねると、捕球と同時に踏み込んでいた左足でその球を蹴ってしまうというミスも犯す。この後ようやく捕球に成功すると三塁にノーバウンドで返球したが、際どいタイミングでセーフに。記録は二塁打とホーキンスのエラーとなった。
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このホーキンスのプレーにネット上では「何だ今のホーキンスの守備は…」、「やる気が全く感じられない怠慢プレーだ」、「遊んでるのかって思うぐらいのお粗末ぶり」、「逆突かれるのはまだしも、ボールをキックするのは酷すぎるわ」、「投手の足引っ張るなよ、ミス無かったら二塁で止めれただろ」といった呆れ声が上がった。
また、一部ファンの間では「これ監督は起用法再考すべきでは」といった藤本博史監督への指摘も見られた。同監督は春季キャンプ序盤の2月9日にホーキンスの起用法について「DHは考えてない。出るんだったら守ってもらいます」と明言しており、実際にここまでの対外試合では6戦中4戦で左翼起用(他はDH1試合、代打1試合)しているが、相手側に狙い打ちされる穴になりかねないと懸念しているファンも少なからずいるようだ。
ホーキンスは対外試合6戦で13打数5安打(.385)と打撃では好アピールを見せている一方、守備では今回以外にも緩慢な動きを見せる場面が何度か見られている。打力優先で起用を続けるのか、それとも守備優先でDH・代打要員とするのか。藤本監督は今後どのような方針を採るのだろうか。
文 / 柴田雅人