しゃべりが達者なツッコミ担当の井口は、M-1獲得前から食うに困らないほど稼いでいた。しかし、漫才中はほとんどしゃべらない“じゃないほう王者”河本は、ピンの仕事はほぼ皆無。コンビでもさほど忙しくない上に妻子がいるため、リフォーム会社に就職。片手間でお笑いをする逆転芸人だった。
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本業で必要だったため、さまざまな資格を取得。玉掛け技能、施工管理技士、配管工事、危険物取扱者、高所作業車運転技能など。工事に必要なものは、ほぼ網羅している。
「現場監督にもなれるそうです。実際に、かつては歯医者を建てる土地を担当していました。管理責任者の資格を生かして、施主や建築士、建設会社の要望を聞き入れながら、リーダーシップを発揮。職人を手配、工程管理、発注作業などすべてを請け負っていたといいます」(お笑いに詳しいライター)
妻は、高校時代に井口と所属していたサッカー部のマネージャー。2歳年下の彼女とは、14年に及ぶ交際を実らせて、14年11月に結婚した。2人の娘がいるため、夫として手に職を付けざるを得なかった。
妻は、岡山県という風光明媚な地域から東京の大都会に来た後、なじめなかった。子どもを連れて実家に帰ったことがあり、その間に河本は寂しさを紛らわせるため、10歳年下のモデルと浮気。ネタを作らず、酒と女にふけり、コンビ仲は最悪になった。
「そもそも河本さんは、芸人がドン引きするほどのサイコ系で有名。事務所の社長で、爆笑問題・太田さんの妻でもある太田光代さんを抱こうとした話は有名です。酔った社長の別荘で、ベッドまで運んだ勢いでそのまま覆いかぶさろうとしたのです。事務所関係者がいたので、制御に入って羽交い締めしましたが」(前出・ライター)
相方との口数、収入格差が著しすぎたため、かつてはコスパと給料泥棒ぶりがフィーチャーされた河本。特殊な資格をこれほど持っていながらも、井口や事務所関係者に閉口し続け、お笑いライブなどでトークネタにすることもなかった。
河本のサイキックぶりは今後、ますますつまびらかにされそうだ。
(伊藤由華)