第64回は、工場嫌いの悠人(横山裕)が珍しく工場にやって来た。舞(福原遥)は誇らしく工場を案内するが――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
リーマンショックによる不況のあおりを食らい、経営危機に陥っていることが描かれている舞の実家の工場。この日、以前に舞から経営に関する相談を受け、やって来た悠人の言動に、ネット上から苦言が集まっている。
夕食を家族揃って食べることになった岩倉家だが、悠人は工場を売るよう父・浩太(高橋克典)に進言。ためらう浩太に「なあ、損切りて知ってる? 値下がりした株、見限って売ることやねんけど」「大抵の人間がこの損切りが下手でなぁ。損失が出てんのにいつか巻き返せるはずや思うて、自分を信じてて売ろうとせえへん」と現在の浩太の状況が、株の損切りができない状態と同じであると示唆した。
これを聞いた浩太は「お金なんかには変えられへん」と反論するも、悠人は「なんでみんな損切りでけへんか教えたろか。自分の失敗認めんのが怖いからや」とバッサリ。「そやから親父も現実と向き合って工場売んの考えたらどうや」と話すも、浩太は「株なんかと一緒にすんな」と頑なに。親子は決裂してしまうという展開となった。
この悠人の言動に、ネット上からは「思いやりがない」「自分が大学まで行けたのは工場があったおかげでは?」「悠人が言うことは間違ってない。だけどそれだけが全てではない」「工場売ってどうすんの?悠人が助けてくれるの?」「工場売れ売れ言ってるだけなのも結構無責任」という声が集まっている。
「このまま工場を続けて借金が膨らみ続けるだけの状況なら、確かにまだ高く売却できるうちに売ってしまうのがベストな手。しかし、悠人は工場の中をさっと見ただけで、現在どれくらいの受注があり、どのくらいの借金があるのかは具体的に把握していません。また、悠人が中学受験し、東大にまで合格することができたのは、浩太が工場を経営して得たお金があったからこそ。単に現状を見てド正論だけを述べた悠人に多くの呆れ声が集まっていました」(芸能ライター)
果たして今後、工場の状況はどうなるのだろうか――。