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巨人・原監督、「ポスト坂本」にドラ4門脇を抜擢? 中堅遊撃手たちの現状に不満か

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原辰徳監督

 ルーキーの活躍は“波乱”の始まり!? 巨人のドラフト1位・浅野翔吾外野手(高松商)が「第29回香川スポーツ賞」の表彰式に出席し、

 「プロの世界に行っても、1番・センターで出場したい」

 と、自身のめざす選手像を語った。高校通算68本塁打の長打力を捨てるわけではない。浅野の脚力、走塁センスは高く評価されており、それを全面的にアピールしていきたいという意味だろう。

 >>巨人・原監督、岡田監督に“既読無視”された? 浅野競合ドラフトの裏話明かし話題「水面下でやり合ってたとは」<<

 しかし、1番候補の新人はほかにもいる。ドラフト4位・門脇誠内野手(創価大)だ。門脇は来春のキャンプ、オープン戦で浅野以上の注目を集めるかもしれない。

 コーチ経験も持つプロ野球解説者がこう言う。

 「門脇は2001年1月生まれの21歳。原辰徳監督がこの年齢の遊撃手を獲ったということは、『ポスト坂本』と呼ばれている20歳の中山礼都に対し、物足りないと感じたからでしょう。廣岡大志、北村拓己などもショートを守れますが」

 正遊撃手・坂本勇人は、チームの精神的支柱でもある。その後継者問題が指摘されて久しい。「坂本が元気なうちに、次の遊撃手を」とも伝えられてきたが、それは「坂本を守備負担の少ないポジションにコンバートさせ、新遊撃手とその両方を使っていく」という意味でもある。

 「守備力はもちろんですが、ある程度、打ってくれないと…」(前出・同)

 今季は坂本の負傷もあり、後継者問題は深刻化した。

 チャンスをもらった中山は46試合、ショートの守備に就いた。「失策3」は“許容範囲”、今季はプロ2年目、これからの選手ではあるが、打率1割9分8厘はいただけない。

 「門脇は3年秋のリーグ戦で打率と打点のタイトルを獲りました。足も速く、4年春も3割6分台の高打率を残しており、『打てる遊撃手』と評価されています」(スポーツ紙記者)

 原監督に「門脇を使いたい」と思わせる最大の要素は身体の頑丈さだ。

 「1年春からリーグ戦のフルイニング出場を続けてきました」(球界関係者)

 指名直後の会見でも語っていたが、目標とするプロ野球選手は、1492試合連続フルイニング出場のプロ野球記録を持つ金本知憲氏と、遊撃手史上最長の667試合連続フルイニング出場を記録した鳥谷敬氏。ケガを未然に防ぐため、運動医学なども学んできたという。

 「門脇は大学で主将を務めました。キャプテンシーを兼ね備えた選手はなかなか現れません」(前出・同)

 巨人・秋季キャンプ最終日だった。“締めの挨拶”を任された北村が「来年は坂本キャプテン(当時)のショートの座を奪えるように」と、かなり強い言葉で来季の目標を語っていた。大学卒の遊撃手をドラフト指名した後であり、原監督が中堅内野手たちにどんな評価を下したのかは分かっていたのだろう。

 こんな情報も聞かれた。

 「坂本はショート以外の守備に就く気は全くありません。考え方が変わるかもしれませんが、少なくとも来季はショートで全試合に出るつもりです」(前出・プロ野球解説者)

 来春キャンプで“波乱”が起きるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)

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