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「あいつは忘れた頃にやって来る」中日新聞杯 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 昨年のこのレースは大荒れで230万馬券が飛び出しましたが、私の中ではまだ新しい記憶のように残っています。さて、今年のメンバーを見渡すとギベオンがいました。昨年21年の3月に行われた金鯱賞では、デアリングタクトを凌いで勝ち78万馬券を演出していました。しかし、その後は音沙汰なく、前走はビリでその前もGIではありますが10着でした。但し、3、4走前の中京で行われた鳴尾記念と金鯱賞は4着、5着と掲示板に載りました。因みに18年のこのレースでは勝ったこともありますので、中京なら話が変わり、基本的には中京競馬場の場合は、前から3番手だったり重馬場ならハナをきる競馬をするので、最終コーナーを回って素早く逃げ切るスタイルですから、タイミングさえ合えば今でも残れる力はあるし、忘れたことにやって来る馬でもあります。

 目立つのは、6戦4勝で2着3着が各1回のプログノーシスで、前走も0.1秒届きませんでしたが2着で調子は良さそうです。6戦中5戦が阪神の右回りですが中京も1戦した事があり勝っていますから、後ろからの競馬になりますが今回も末脚が炸裂しそうです。それと中京巧者と言えばイクスプロージョンで、中京を9戦して3勝し、2着が2回、3着2回それと4着6着が1回ずつですから複勝率はギベオンより上です。しかし、前走の新潟記念は12着で、長い直線の新潟でいつもより前で競馬をしたせいか馬群に沈んでしまいました。その新潟記念で4着だったのがフォワードアゲンで、今回も斤量53kgですから、中京の1400mはダメでしたが鞍上も穴の江田照男騎手だと思えば期待感があります。

 また、トゥーフェイスは未勝利では苦労しましたが、一度勝ってからは10戦して8戦が馬券に絡んでいます。複勝率と言ってもレースのレベルが違うし、中京は今回が初めてで、陣営のレース選びが功を奏している可能性が高く、今回が初めての重賞レース挑戦ですから、ここで馬券に絡めば馬自身の評価が一気に上がるかもしれない大事なレースなので、前々でレースをする事も多いし結果も残しているので、前走より2kg減の斤量54kgですから少し前で競馬をすると思います。馬券は荒れると予想して網を張りますね。

ワイドBOX 14トゥーフェイス、6プログノーシス、10イクスプロージョン
ワイドBOX 12バジオウ、8ギベオン、7フォワードアゲン
ワイドBOX 1キラーアビリティ、4ワンダフルタウン、16マテンロウレオ
ワイドBOX 6プログノーシス、15ソフトフルート、11カントル

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