search
とじる
トップ > スポーツ > W杯アメリカ戦、試合前に場外乱闘? イランは出場停止要求、「退場者続出しそう」大荒れ予想相次ぐ

W杯アメリカ戦、試合前に場外乱闘? イランは出場停止要求、「退場者続出しそう」大荒れ予想相次ぐ

pic pic

画像はイメージです

 11月20日に開幕し、28日までに全グループリーグが第2節までを終えたカタールW杯。29日からは決勝トーナメント進出チームが出そろう勝負の第3節に突入する。

 グループリーグは第3節から24時に2試合、28時に2試合と日本のファンにとっては厳しい時間帯に試合が組まれているが、寝不足覚悟で見たいと注目を集めている試合も少なくはない。そのうちの一つが29日28時(30日4時)開始予定のグループB組第3節・アメリカ対イラン戦だ。

 >>W杯日本戦、主将・吉田がミスを責任転嫁?「自分が悪いと思ってないのか」敗戦後インタビューに批判相次ぐ<<

 両国は第2節終了時点でアメリカが「0勝0敗2分・勝ち点2・得失点差0」でグループ3位、イランが「1勝1敗・勝ち点3・得失点差-2」で2位。アメリカは第3節勝利なら突破、引き分け以下なら敗退。イランは勝利で突破、敗戦で敗退、引き分けの場合は同時刻にキックオフ予定のB組・イングランド対ウェールズ戦の結果次第という状況になっている。

 核開発問題などを巡り長らく緊張関係にある両国は、過去に1998年フランスW杯グループF組第2節で対戦経験がある。この時は「2-1」でイランが勝利しているが、因縁の相手を下した喜びは大きかったのか、大群衆が路上で踊り狂うなどイラン国内は狂喜乱舞の状態だったという。
 
 そのフランス大会以来にW杯の舞台で激突する両国だが、注目の一戦は試合前から“場外乱闘”が勃発していることも伝えられている。米メディア『CNN』などの報道によると、アメリカサッカー連盟は26日、同連盟のTwitter、インスタグラム、フェイスブックの公式アカウントに、イランの国旗から中央の国章を削除した画像を一時的に掲載。同連盟は「イランで基本的人権を求めて闘う女性たちへの支持として、24時間限定で掲載した」と説明したという。

 これに対して、イランの国営メディアは国旗改変が国際サッカー連盟(FIFA)のルールに違反するとして、アメリカ代表チームのW杯追放、10試合出場停止を主張するなど抗議。28日にはアメリカのバーハルター監督が第3節に先立ち行われた会見の中で「こうした外野の物事には関わっていない。われわれにできるのは選手やスタッフを代表して謝罪することだけだが、チームは関わっていなかった」とチームは無関係だと主張したことも伝えられている。

 バーハルター監督は同会見の中で「これはサッカーの試合なので、それ以上でも以下でもない。勝つことだけに集中している」と勝利だけを見据えていると強調し、イランのケイロス監督も別で行った会見で「両チームのファンが誇れるようなプレーをして、サッカーが勝者だったと言えるような試合になることを期待している」とクリーンな勝負を望む旨を口にしたという。それでもネット上には「どっちの国にもカードが出まくる予感しかしない」、「ラフプレーや退場者が続出しそう」と大荒れを予想する声が相次いでいるが、注目の一戦を制するのは果たしてどちらの国になるのだろうか。

文 / 柴田雅人

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ