「以前は各局が重視していたのは番組の平均世帯視聴率だったが、もはや、リアルタイムでの視聴よりも録画しての視聴が当たり前。そこで重視しているのが、13歳~49歳の男女の『コア視聴率』。CMスポンサーもそこを重視して出稿するようになったので、紅白の〝高齢者斬り〟も納得させられた」(テレビ誌記者)
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すでに、各局は紅白の裏番組を発表しているが、中でもテレビ東京では昨年同様、音楽特番「年忘れにっぽんの歌」と「孤独のグルメ 大晦日スペシャル」を放送。昨年「年忘れ」の平均世帯視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、「孤独の」は6.1%を記録していた。
「他局の番組は、日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビ、TBSはそろってバラエティー番組。大みそか、50歳以上の人をターゲットにしたような番組がまるで見当たらない。それに比べて、テレ東は『年忘れ』は紅白出場経験もある演歌歌手も含め、高齢者にはなじみの顔触ればかり。『孤独の』は何も考えずに楽しめる。2番組は〝視聴難民〟のこれ以上ない受け皿になるだろう」(芸能記者)
そこでテレ東の局内では、両番組に大きな期待が寄せられているというのだ。
「もし、『年忘れ』から『孤独の』まで連続して視聴者が見てくれた場合、確実に昨年以上の視聴率上積みが期待できる。両番組とも8%を超える可能性もありそうで、もし2ケタ行ったら局内がお祭り騒ぎになりそう。とはいえ、確実に今年をきっかけに、来年以降の大みそかの固定視聴者を獲得するためにも、よほどのことがない限り、今後も大みそかは2番組を連続して放送することになるだろう」(テレ東関係者)
テレ東の大健闘に期待したい。