夫人は、19歳のときインドネシアのスカルノ元大統領に見染められ同国へ渡り、1962年に大統領の第3夫人として結婚。27歳の時に長女を日本で出産したものの政変のため、フランス・パリに亡命。大統領の死後は、社交界で“東洋の真珠”とうたわれ、紆余曲折を経た後に帰国した。70年代よりタレント的活動を開始し、1974年には男性誌『GORO創刊号』(小学館)でフルヌードを披露するなど常に話題の中心的存在となった。
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海外の社交界での経験をもとに幅広い人脈を構築し、歯に衣着せぬ物言いから芸能界の“ご意見番”として欠かせない夫人。そんな夫人をガチで怒らせた強者が存在する。2018年10月、『情報プレゼンター とくダネ!』(TBS系)に出演した社会学者・古市憲寿氏の発言に夫人が激高。同月、夫人は自身のブログを更新し、「彼の発言は到底、看過されるものではありません」と厳しく非難した。
発端となったのは同月、都内で開催した夫人が代表を務めるNPO「アースエイドソサエティ」主催のチャリティーパーティー『ザ グランド インペリアル チャリティ バンケット』でのこと。パーティーには、大物芸能人をはじめ著名人ら500人を超える出席者があった。
「『とくダネ!』では夫人のパーティーの様子が詳細に伝えられ、古市氏はパーティーの出席者の顔ぶれに対して『何らかの問題を起こした人じゃないと…』、『ひと足早いハロウィンパーティー』とやゆ。夫人は、出席者を茶化すような古市氏の発言に『訳の分からない社会学者』『この身の程知らず』と自身のブログで怒りをにじませたのです」(芸能ライター)
翌11月、『胸いっぱいサミット!生激論2時間SP』(関西テレビ系)に両者が出演し、直接対決する運びとなった。番組冒頭、進行のハイヒール・リンゴから「緊張されているような?」と問われた古市氏だが、「緊張というか…今日があってよかったです」と余裕を見せた。スタジオは異様な雰囲気に包まれるも名物企画「怒りのクレームサミット」を迎え、夫人が登場した。
番組では、両者の激論がスタート。夫人は「33歳?若輩で!社会学者であるならもっと非難すべきことがあるはず!素直に謝ってください!」と古市氏に謝罪を求めた。最終的に古市も根負けし、「ハロウィンの発言は撤回しなくてもいいと思うんですけど」としながらも、「不完全な情報で、デヴィ夫人の大事なパーティーを、けなしたふうに見られたことは申し訳なかった」と弁明。しかし、夫人は首をかしげながら「足りないですねぇ」と不満をあらわにした。
2021年4月、ニュースサイト『東スポWeb』では夫人の“共演NG”タレントを一挙公開。そのなかには古市氏の名前も挙げられ、理由については「社会学者と名乗っているのが腹立つ」と報じている。やはり、古市氏への怒りは収まらず同番組以降、両者の共演はないようだ。
今月1日、夫人は3年ぶりとなる著書『デヴィ夫人のマナー論 選ばれる女がやっていること』(Clover出版)を発売。同日、自身のブログには「この本から、成功者がどうやってチャンスに巡り合ってきたかを知り、皆様が素晴らしい人生を送るヒントにしていただけますと嬉しいです」とつづっていたが、冒頭の審判でいつにない“ピンチ”を迎えているようだ。