第5話は、「アトム玩具」初のゲームがようやく完成した。販売に向けて早速、配信サイトに申請を出すが、なぜかどのサイトからも審査で弾かれてしまい――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第5話では、終盤の展開に視聴者からドン引きの声が集まっているという。
ゲーム内に登場するキャラクターを使って認知度を伸ばし、アジア最大のゲームアワードでゲームユーザーが選んだ「今年のベストワン賞」を受賞したアトム玩具のゲーム・アトムワールド。
しかし、終盤では海(岸井ゆきの)が融資を受けていたやよい銀行に証書貸付で融資してもらっていた1億円を返済することを話したところ、支店長の小山田(皆川猿時)から「前期の決算書を確認したところ売上の条件を一つ満たしていなかったので、財務制限条項に従い、アトムの債務1億は株式に置き換わった」と告げられることに。
さらに、やよい銀行はその株をSAGASに売却。つまり、アトム玩具はSAGASに買収され、銀行員たちがアトム玩具で差し押さえを行うという展開が描かれた。
この展開に、ネット上からは「株式を銀行が勝手に発行とか失笑レベルの商法違反」「どこの国の話だよ」「銀行取引に関する描写がデタラメすぎてドン引きする」「非現実的すぎて見る気なくした」「もはやフィクションではなくファンタジー」「金融庁から業務停止命令下るレベル」といった呆れ声が集まっている。
「日曜劇場ならではのスピード感で、主人公たちが天国から地獄に堕ちる様子を描きたかったのかもしれませんが、銀行による債務の株式化は債権者、つまりアトム側に事前通告なしで行えるようなものではありません。また、海は元銀行員。財務制限条項を見落としていたことになり、ネットからは『社長も無能』『誰も気づかなかったのおかしい』『元銀行員が書類の罠あんなに見落とすのか?』という疑問の声が集まっていました」(ドラマライター)
いくらフィクションのストーリーとは言え、法律的に誰もが違和感を抱く展開となってしまっていたようだ。