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27歳女性が嫁ぎ先で虐待、耳を切り落とされ熱い鍋を体に押し付けられる あり得ない原因に怒りの声も

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 義理の両親との関係がうまくいっていないという人は珍しくはないだろうが、海外ではとあることがきっかけで義理の両親からひどい仕打ちを受けた女性がいる。

 インド・ウッタラーカンド州で、27歳の女性が持参金を用意できず、義理の家族から耳を切り落とされるなどの虐待を受けていたと海外ニュースサイト『The Daily Star』と『The Times of India』が9月22日までに報じた。持参金とはインドに存在する風習で、結婚に際して妻側の家族が夫側の家族に多額の金銭や宝石などを献上する制度のことである。

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 報道によると、女性は14年前に現在の夫(年齢不明)と結婚したが、その際、持参金を用意できなかったという。持参金の制度は法律では現在禁止されているが、今もなお慣習として広く受け継がれている。なお、女性と夫の間には9歳、8歳、4歳の3人の子どもがいた。

 夫側の家族は持参金の期限を設けていたが、女性側は期限までに持参金を渡すことができなかった。それが理由で女性は夫の母や父、姉から虐待を受けたそうだ。女性は夫側の家族と同居していたとみられている。女性側と夫側が取り決めた持参金の内容は不明である。

 女性と2週間ほど連絡が取れなかったことを心配し、女性の家族は義理の家族と暮らす家を訪れた。するとそこで意識を失って倒れている女性の姿を発見したという。女性はすぐに病院に運ばれ、手当てを受けている。けがの詳細は明かされていないが、女性の全身は傷ややけどで覆われていた。

 女性によると、家族が発見するまでの2週間で、女性は義理の家族から熱い鍋を背中や腹部、頭などの体中に押し付けられ、スプーンで耳を切り落とされる虐待を受けていたという。また義母は女性の頭を殴るなどし、時にはバスルームで暴力を振るうこともあった。義母と義父が女性に暴力行為をしている間、義姉は女性の手を押さえつけていた。義理の家族は女性の叫び声が外に漏れないように女性の口に猿ぐつわをつけていたという。警察によると、女性は何日も食べ物と水を与えられていなかったそうだ。

 女性はこの2週間だけではなく、過去10年間にも持参金の件が原因で、義理の両親から虐待を受け続けてきた。なお夫が手を出したという情報は現在までにない。女性の家族が警察に相談し、義父と義母、義姉は起訴された。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「なぜここまでひどい仕打ちを受けなければならないのか。女性がかわいそう」「義理の家族は最低。人間のすることではない」「夫は助けなかったのか」「持参金という制度がそもそもあり得ない。女性を軽視しているし、こういう文化がある社会が問題」「女性は13歳頃に結婚したことになる。家族同士が決めた結婚だろう。幼い頃から虐待を受けていたと思うとつらい」といった声が上がっていた。

 義理の家族の暴力は許されざる行為で罰せられるべきだが、それ以上に持参金に対する罰則を強化するなどさらなる対策を取る必要もあるだろう。

記事内の引用について
「Woman branded with hot pan in brutal attack that saw her 'ear cut off by in-laws'」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/woman-branded-hot-pan-brutal-28054746
「Uttarakhand: Woman, 27, branded with hot pan, ear cut off; in-laws held」(The Times of India)より
https://timesofindia.indiatimes.com/city/dehradun/uttarakhand-woman-27-branded-with-hot-pan-ear-cut-off-in-laws-held/articleshow/94361718.cms

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