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関ジャニが半失神状態に…ジャニーズのコスチューム“あるある”

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 デビューから18年。関ジャニ∞がジャニーズ事務所のトップグループになったといっても過言ではない。デビュー時は8人だったが、現在は5人体制。7月に神奈川・日産スタジアムと大阪・ヤンマースタジアム長居で開催したデビュー18周年記念ライブ「18祭」は、4公演で25.4万人を動員。1公演でキャリア最高となる7.2万人を動員して、名実ともにトップランカーとなった。

 今でこそ男性アイドルグループのトップに君臨する関ジャニだが、関西ジャニーズJr.時代は長くキツい下積み生活を経験。ジュニアの有名な伝統は、売れっ子先輩からのお下がり。私生活のアイテムはもちろん、ステージ衣装まで上から下の手に渡るのがポピュラーなルートだ。

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 ところが、関西ジャニーズはメジャーな東京ジュニアとあらゆる事情がまるで違い、とかく資金難だった。用意される衣装は少なく、低予算ゆえに生地も薄っぺらい。管理もずさんで、スタッフも少なかった。衣装のクオリティーは、当時中学生だった関ジャニメンバーが見ても安物と分かるレベルだった。

 「一度クリーニングに出すと、ほぼ縮んで返ってきた。成長期の子どもたちが着ると、太ももや腕周りがパツパツに張ったことも。悩まされたのは、肌荒れ。クリーニングで付着した化学成分で、かゆみが出た子、肌が荒れた子が続出したそうです。クリーニングに出すと、ラメなどの装飾が取れて返ってきたこともあったといいます」(テレビ番組制作会社の作家)

 体臭問題で苦しめられたこともある。成人した先輩のお下がりをあてがわれたとき、脇の部分からキツめの体臭があった。中学生ジュニアの分際で着用を拒否できるはずがなく、着て踊ったが、ロックダンスで脇を上下に揺らすたびに、鼻を刺すような臭いがプーン。失神しそうになったことがあるという。大倉忠義は「うつったらどうしよう」と子どもながらにビビった。

 そんな関ジャニも、今ではオリジナル衣装を制作してもらえる立場に立った。お下がりは、なにわ男子などが継承している。かつて、長尾謙杜は「安田」(安田章大)と書かれた白いタンクトップを着たが、安田のジュニア時代を逆算するとおよそ17年も前。浪速の商人は、物持ちが良すぎるようだ。

 ジャニーズアーティストが立つステージは、常に派手で幻想的できらびやか。それは、引き立てるジュニア勢の力添えがあってこそだ。

(伊藤由華)

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