香取は11歳で芸能活動を始めたため、自らを「パーフェクトビジネスアイドル」と呼び、プライベートスペースに介在されることを嫌う。連絡先を知っている芸能人は山本耕史、キャイ~ン、観月ありさ、アンタッチャブル・山崎弘也ぐらい。SMAP時代も、草なぎ以外は連絡先を知らなかった。
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ジャニーズ時代、“鉄壁の慎吾”を陥落させた強者が現れた。後輩の嵐の松本潤だ。松本がフジテレビ社内のスタジオでドラマを撮っていたころ、向かいのスタジオで香取が次期クールのドラマを撮っていた。ある日、松本が廊下でコンサートにまつわることを話していると、香取も振り付けや曲などの話をしていることが耳に入った。当時、松本は嵐の、香取はSMAPのコンサート演出をしていたからだ。
後日、松本の方から「この間そういう話をしてましたね」と話しかけた。30分ほど立ち話。「今度ぜひ、ごはんとか飲みとか」と誘うと、香取は「いや、大丈夫。僕そういうの、ないから」とバッサリ。日を空けて、香取の主演ミュージカルが控えていたことを知った松本は、「ミュージカルを見に行かせていただきます。勉強させていただきます。その代わり、舞台を見に行ったら(一緒に食事に)行ってくれますか?」と再び誘った。「いいよ」と快諾された。
「念のため松本さんは、山本さんに連絡したそう。山本さんは、04年に放送されたNHK大河ドラマ『新選組』で土方歳三役を、香取さんが主役の近藤勇を演じて以来の親友。当時は、逃げる香取さんからあの手この手で連絡先をゲットした山本さんでしたが、今では互いが親友と認める仲です」(スポーツ新聞の芸能記者)
山本は、そのミュージカル後に開かれた食事会に参加。松本は事前に、「絶対慎吾くんを捕まえてください」と根回ししておいた。
食事会の最中も香取は、「マジで帰ってくんないかなぁ」と松本に10回ほど言うほど、乗り気ではないことを言動で示した。それでも松本は、「申し訳ないです。それは無理です」と一歩も下がらなかった。
SMAPと嵐の“国境”を超えた関係は、その後長くは続かなかった。香取がジャニーズを退所した今となっては、再交流は難しいかもしれないが、松本はジャニーズライブの総合演出家としては現役。香取のお力を拝借したい気持ちが山々か。
(伊藤由華)