5月23日、『月曜から夜ふかし』は番組開始10周年を記念した総集編「10周年オールスターSP」を放送した。10年分の膨大なアーカイブから「新潟県 他人が握ったおにぎり100%食べられる問題」や「パンダに見えない遊具問題」といった、過去に反響の大きかった企画を紹介。また、街角で出会った個性の強い一般人のVTRが流れ、ネットでは「懐かしい」「すごい攻めた企画やってたんだ」「何回観ても面白い」といった声が相次いでいた。
>>『月曜から夜ふかし』、地方の島取材に「悪質な編集」「失礼かつ無知」と批判<<
一方、今回の「オールスターSP」には番組ファンから辛辣な声も続出した。というのも、プライムタイムに移動してからの『月曜から夜ふかし』は異常なほどに「再放送」が激増しているようなのだ。
今回の「オールスターSP」は冒頭で「放送時間が変わり、初めてご覧いただく方も多いため」とナレーションが入り、入門編としてVTRを流した。だが番組では4月4日のプライム帯放送1回目から「放送時間が変わったので10年振り返ってみる」という、今回の内容に酷似した総集編を既に企画しており、「入門編」は既に放送済みであった。
その後の放送でも新作映像に過去のVTRがたびたび交じり、オール新作の回はかなり少なくなっている。
そのためネットでは「ちょっと再放送多すぎない?」「これ枠移動してきた意味あるの?」「手を抜きすぎだろ」「今後見る気を無くす」といった声も相次いでいた。
再放送が異様に多いのは、新型コロナウイルスの流行により、長時間の外ロケができないなどの理由があると思われる。だが、リニューアル後わずか2カ月での「ネタ切れ」は致命的であり、「なんの為に枠移動したの?」という視聴者からの指摘は日テレ側としても痛いところだろう。
皮肉にも、『月曜から夜ふかし』がもともと放送されていた枠で始まった『午前0時の森』はパイロット版から「内容が不適切である」と大バッシングを食らい、2カ月経過した今も、評判は芳しくない。22時という、さほど「夜ふかし」でもない時間帯に移った『月曜から夜ふかし』。タイトル通り深夜に戻ってくる日は近いのではないだろうか?