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ジミー大西、「税務署が来ることはありません」 絵の売り上げはお世話になっている吉本興業に?

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ジミー大西(撮影時のみマスクを外しています)

 ジミー大西が27日、東京・銀座三越新館7階で開催されている自身の絵の展覧会「POP OUT」(5月7日まで開催)のプレスビューに出席した。

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 本展示会は、ジミーが過去に海外生活中に描いた絵などが展示されている。ジミーはイベント冒頭、自ら展示会場へ報道陣を案内し、「もうすでに売れています。こっちの絵は300万円、隣が300万円、向こうのは400万円です」と得意げに話す。総額で2000万円の絵が売約済だという。

 展示会場には、ジミー自身が絵を描くスペースも用意されており、その目的についてもジミーは「個展会場で画家がしたことがないようなことを一つやろうって。ジミーの部屋を作りました。ここで実際に絵を描いているところを見ることができます。絵を描いているので、僕は無愛想になっているかもしれませんが」と見所の一つだと話す。

 画家生活も30年を超えたと言い、「あっという間に30年が経って、自分も30歳以上になりました。世界を色々と回って、20年くらいは世界におったのかなって。23か国回りました」と海外生活も回顧。「30年絵を描くなんて、想像もしませんでした。途中5年ほど休みました。休む時に(明石家)さんまさんに『一回辞めます』って言ったら、理由を聞かれて、『(画家としての収入を元に画家業を)時給に換算すると380円にしかならないのでやめます』って言ったら、『こういう仕事は時給で計算したらあかん。人を楽しませることを時給で計算したらあかん』って怒られました」と恩師の明石家さんまとのエピソードも披露する。
 
 「さんまさんの一押しがなければ、画家業を再開しなかったと思います。さんまさんは『やっと目覚めたか』という感じで笑っていました」とジミー。「今回の展示会にさんまが来ることはあるか」と問われると、「若(さんまのこと)が来ると、緊張しますので『若は来なくていいですよ』って言ってあります。絵より若の方に集中してしまうので」と誘いをかけていないとのこと。

 売れた絵のお金は基本的に吉本興業に入るとも説明し、「その代わり僕は原価が全くかかっていません。(絵を描く原価などは)吉本に出してもらっています。お世話になっているので、売れたお金は吉本にどうぞって。その中からちいっと僕にくださいって。だから僕の取り分は可愛らしいものですよ。税務署が来ることもありません」と笑う。今後についても「パフォーマンスアートをニューヨークでするのが夢」と目標を掲げていた。

(取材・文:名鹿祥史)

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