男は7日午後8時20分すぎ、鳥取県のJR伯備線根雨~伯耆大山駅間を走行していた特急やくもの車内で、通路側に座っていた52歳の女性に対し、新聞紙で頭や顔を複数回殴った。窓側に座っていた55歳の夫が止めに入ると、顔面をつかむ、ひっかくなどして軽いけがを負わせた。
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様子を目撃した乗客が車掌に連絡し、事態が発覚。列車は伯耆溝口駅で臨時停車し、警察が男を傷害の疑いで逮捕した。夫婦と男に面識はなく、警察の取り調べに対しては独り言のような発言を繰り返し、供述を得られていないという。なんの罪もない女性に対し暴行を加え、止めに入った夫にも暴力を振るうとは極めて異常。しかも罪の意識も感じていない様子とは、呆れてしまう。
なんとも異常かつ許しがたい事件に、ネット上では「春になると電車内で車掌のマネをしたり、うわ言を叫んでいる人間を目にする。特急だと逃げられないし、本当に嫌。こういう人間が乗車できてしまうのが問題」「統合失調症なのかもしれないが、だからと言って、こんな野蛮で危険な暴力行為が許されるはずがない。厳罰に処すべきだ」と怒りの声が上がる。
また、「こういう人間がネットを荒らしたり、暴行して心身喪失で無罪放免にされる。ふざけるなと言いたい」「やくもって定期的にこういう人物がいるような気がする」「精神疾患者にどう向き合っていくのか。もし新聞がナイフだったらどうするのか。それでも無罪なのか」という指摘も出ていた。