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お笑い芸人・ですよ。映画初出演で監督に怒られる? 共演のLiLiCoは本人役「いつも少しだけ嫌な感じに…」

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永井和男監督、佐野弘樹、LiLiCo、ですよ。

 お笑い芸人のですよ。が5日、東京・アップリンク吉祥寺で行われた映画『この街と私』の公開記念舞台あいさつに、LiLiCo、佐野弘樹、本作のメガホンを取った永井和男監督と出席した。

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 本作は監督・脚本・編集を務めた永井の実話を元に、自分の希望とは違う仕事で休みなく働く若手ADが一歩成長する姿を描くよしもと制作の地域発信型映画。佐野は本作で第5回賢島映画祭助演男優賞を受賞した。

 LiLiCoは実生活でも同作の舞台となる東京・葛飾の観光大使を務めており、本作には本人役で出演。登壇すると「スウェーデンと葛飾のハーフです」と自己紹介。LiLiCo本人役については「二回目」だと言い、「いつも少しだけ嫌な感じになっているから、脚本書く人がそういうイメージなんでしょうね。これがLiLiCoだと思わないでください」と話す。

 葛飾についても「もうみんなが優しい。葛飾で飲んでいたりすると、知らない人に声かけられるけど、それがすごくいい」と大絶賛。「知らないおじさんに怒られることもあるんですけど、それが好き。どの駅で飲んでも楽しいけど、ゴールは立石。いいところがいっぱいあります」と地元の魅力を熱弁。

 ですよ。は本作で映画初出演。感想を聞かれると、「うちのお袋がこの世界にいるなら映画に出なきゃダメよって言っていたんです。(渡哲也さんらが所属した)石原軍団のファンでね。だから本名も“哲也”なんです。石原軍団に近づけた」と満足げ。

 ですよ。はまた、葛飾には10年住んでいたと述べ、「もともと足立区と葛飾区のはざまに住んでいたんですけど、10年一人暮らししたのが葛飾のお花茶屋。この映画でみんなが足を運んでくれたら嬉しい」とコメント。「葛飾には恩を感じている」とも言い、「高校からサッカーを始めて葛飾の公園で一人練習していた」と思い出を語る。

 また、劇中、自分のギャグなどを披露するシーンもあると言うが、「爪痕残そうって声を大きくしてやったら、監督にお笑いライブじゃないですよ。って怒られて……」と照れ笑い。初の映画出演の思い出話を嬉しそうに語っていた。

(取材・文:名鹿祥史)

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