アメリカ・テキサス州で、娘のバスケットボールの試合終了直後、レフリーの男性、相手選手などを殴ったとして、警察が同州在住の女を逮捕したと海外ニュースサイト『New York Post』『Fox 4』などが、2月23日までに報じた。
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報道によると2月19日、同州コリン郡のスポーツ複合施設で、中学生のバスケットボール大会が開かれたという。37歳の女は観戦で同施設を訪れた。女には中学1年生の娘Aがおり、大会に出場するAの応援に駆け付けたそうだ。
バスケットボールの試合が始まり、Aは選手として出場。試合途中、ジャンプボール直後のボールの取り合いで、Aが相手選手の顔面を殴ったそうだ。レフリーを務めていた26歳男性(以下レフリー)は暴力行為と見なして、Aを退場処分にした。Aはコートから去っていったという。
しかし試合終了直後Aはコート内に戻ってきて、相手チームの選手とケンカを始めたという。レフリーによると、Aの姿を見た母親もコートに乱入。母親はAに加勢し、罵声を浴びせて相手チームの13、14歳の女子生徒に殴るけるなどの暴行を加えた。なお、母親が暴行を加えた女子生徒が試合中にAに殴られた人物かは不明だ。
レフリーは、母親を止めようと間に入ったが、逆に殴り倒された。試合を見に来ていた保護者たちも暴れる母親を止めようとして、顔を引っかかれるなどのケガをした人がいるそうだ。被害者らは病院に行ったようだが、全員命に別状はないようだ。
しばらくして、警察が駆け付け母親を逮捕したという。後日、母親は複数名に対する暴行罪で起訴された。母親は容疑を認めているようで、事件発生の2日後には保釈金を払って釈放されている。近日中に裁判が開かれる予定だ。
このニュースが世界に広がるとネット上では「暴力では解決できないのに」「娘は暴力行為で退場、母親は暴力行為で逮捕、似た者同士だ」「レフリーの男性を殴り倒すとは。母親は強いな」「母親なら、娘を止めるべき。一緒に殴ってどうする?」「母親はアダルトチルドレン。精神年齢が娘と同じなのだろう」「逆に暴れる大人を見たら、子どもらが引きそう。反面教師になった」などの声が上がった。
親ならば、わが子の応援に力が入ってしまうのは仕方のないことかもしれない。しかし、大の大人が、子どもと一緒になって相手を殴るなど、許されるものではないだろう。
記事内の引用について
Texas mom charged with attacking seventh-graders, referee at basketball game(New York Post)より
https://nypost.com/2022/02/23/texas-mom-charged-with-beating-ref-kids-at-basketball-game/
Allen mom arrested for attacking teens, adult at Murphy basketball tournament(Fox 4)より
https://www.fox4news.com/news/allen-mom-arrested-for-attacking-teens-adult-at-murphy-basketball-tournament