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ヤクルト・高津監督「管理はしっかりとしなければ」 今季も独自の投手起用を継続? 成功のキーマンになり得る選手は

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 監督就任2年目で念願の日本一を達成した東京ヤクルトスワローズの高津臣吾監督。2022年シーズンは、自身が現役時だった1993年以来となるリーグ連覇に挑む。

 昨季は、先発ローテーションの間隔を十分に空けるなど独自の投手采配でペナントを制し、ポストシーズンでもしぶとさは変わらず、2001年以来となる日本一をもたらした。

 特に投手起用で目立った内容としては、シーズンを通してヤクルト投手陣で規定投球回到達者はゼロだった点だ。これは優勝球団では2019年の埼玉西武ライオンズに次ぐ、史上2球団目の記録となっている。また、高津監督就任初年となる一昨年のシーズンも、ヤクルトは規定投球回を満たした投手はいない。投手の分業制が顕著となっている昨今では珍しいことでは無いものの、パ・リーグ覇者のオリックスバファローズに3人の到達者が名を連ねたことと対照的な結果となっている。

 一方で、そのオリックスとの日本シリーズでも、勝負どころで白星を手繰り寄せるための驚きの采配が見られた。第2戦では、それまで完投経験のなかった高橋奎二が9回まで投げ抜き完封勝利を挙げ、さらに初戦よりリリーフで打ち込まれていたマクガフを、第2戦を除きシリーズを通して最後までマウンドに送り続けた(5登板1勝2敗2セーブ)。

 それらも含む、昨年の好結果を手に出来た要因として、投手コーチ時代を含めると今季が9シーズン目を迎える指導者としてのキャリアが裏付けとなっていることは明らか。所属選手の能力を知り尽くし、現役時リリーフ専門だった高津監督の独自色とも呼べる選手起用が今季も見られるのか、興味深いところだ。

 そして連覇のカギを握るのも、やはり投手陣であることは間違いないだろう。その中でも先頭に立たなければならない存在として挙げられるのが、昨シーズン中盤から存在感を示し、今季もエースとしての役割が期待される奥川恭伸、そして昨年の日本シリーズで一気に飛躍を遂げた高橋。ともに、ポテンシャルの高さはすでに発揮されているだけに、今季は開幕からローテーションの中心でどれだけ白星を積み上げられるか、また、この2人が左右のエースとして、どこまで投球回数を重ねていくのかにも高い関心が寄せられている。

 「ピッチャーは投げたがるもの。だからこそ管理はしっかりとしなければならない」。そう語る高津監督。再び、延長戦の戦いも行われる今季、リリーフ陣も含めた起用法にもさらに注目していきたい。(佐藤文孝)

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