大阪府では医療体制が逼迫し、同日に「医療非常事態宣言」を発出した。特に軽症中等症の病床が埋まっている状況があり、「宿泊転送班」はそれを改善する目的があると思われる。
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吉村氏は8日のツイッターで、「軽症・中等症病床ひっ迫の深刻な状況を受け、大阪府は症状が安定した入院患者などを、医師の診療が可能な宿泊療養施設へ転送する『宿泊転送班』を新たに立ち上げました」と報告。
さらに、「現在、軽症中等症病床が特に逼迫しています。逼迫を少しでも解消する為、転退院サポートセンターの中に宿泊転送班を新設しました。入院治療後、安定、軽快した患者さんに、診療型宿泊施設3000室に転院をお願いする場合があります。転院の話があればそれは医師の責任ではなく、府の方針とご理解下さい」と呼びかけるなど、アナウンスを続けている。
これには、ネット上で「めっちゃ画期的です。ちゃんと宿泊療養施設も医療型になっても効率よく進むなんて」「これで軽症中等症病床のひっ迫病院救急車がましになったらええんやけどね」「ひとりでも多くの命を守ることができたら結果オーライ」といった好意的な声が並んだ。
一方で、「宿泊転送班を作るって、何処にそんな人員が残ってるの?」と的確に運用できるのかに疑問を示す声や、「現在の軽症中等症病床のほとんどが、介護度の高い高齢者です。それをホテルで看れますか?」「病床を空ける為の事実上の追い出しにならないといいが…」といった懸念の声も聞かれた。
吉村氏の打ち出した独自の政策はどういった効果をもたらすのか、要注目といったところだろう。
記事内の引用について
吉村洋文氏のツイッターより https://twitter.com/hiroyoshimura