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魅力は、9人全員にセールスポイントがあるところ。リーダーの岩本照は筋肉マニア。TBS系「SASUKE」シリーズの常連だ。深澤辰哉は頼れないまとめ役。渡辺翔太は美容オタク。高学歴の阿部亮平はクイズ番組の顔。関西ジャニーズJr.出身の向井康二は、笑いにどん欲。貴族キャラは宮舘涼太。人気を二分するラウールと目黒蓮は正統派の長身イケメンだ。
そんななか、大のアニメオタクは佐久間大介。白い肌に高い鼻は女性のような顔立ちだが、それもそのはず。母は元アイドルなのだ。旧姓の桜井直美さんだった82年、女性トリオ「キャンキャン」の一員として芸能界デビュー。16歳の桜井さんがセンターだった。
「82年といえば、女性アイドル豊作期。中森明菜さんに小泉今日子さん、堀ちえみさん、早見優さんほか多くいて、トリオは厳しい時代でした。『きゃんきゃん』に改名して、センターはミスコンのグランプリ獲得経験があった美形の山本博美さんにバトンタッチ。それも起死回生とならず、83年に活動をやめてしまいました」(老舗アイドル雑誌のフリーライター)
きゃんきゃん解散後、桜井さんは表舞台から姿を消した。山本さんはソロに転向。仕事を通じて出会った京本政樹と結婚して、産まれた息子は大我。SixTONESのメンバーである京本大我だ。つまり、スノストの実母が同じアイドルトリオだったのだ。そのうえで、両グループは同日デビュー。奇縁が重なった。
ジャニーズではかつて、元男闘呼組の岡本健一のひとり息子の圭人がHey! Say! JUMPのメンバーだった例がある(すでに脱退)。しかし、母のパターンは稀有。母が10代でかなえられなかった夢を、息子が20代で実現。こんな親孝行もあるのだ。
(伊藤由華)