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新日本2.19札幌でUS王者の棚橋弘至にSANADAが挑戦!日本人同士によるこってこてのアメリカンプロレスに期待

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棚橋弘至

 新日本プロレスは17日、『新春黄金シリーズ』2.19北海道・北海道立総合体育センター北海きたえーる大会の対戦カードを発表した。

 メインイベントでは、IWGP USヘビー級選手権試合、チャンピオンの棚橋弘至にSANADAが挑戦する。

 棚橋は今年の1.5東京ドーム大会で、USヘビー級王者のKENTAにノーDQマッチで挑戦。さまざまなアイテムが飛び交う大乱戦の末、最後は巨大ラダーから、テーブル上のKENTAにハイフライフローを炸裂させ、死闘の末、王座奪還に成功した。その試合後に棚橋は「ただあるのは虚無感……。虚しいだけ…。ベルトは返ってきたけど、どっからスタートすればいいのかわからないです」と複雑な胸中を明かすと、「レスリングやりたいね。誰だ、SANADAとか?こってこての60分フルタイムドローのレスリングやりたいよ」とSANADAの名前を出していた。SANADAは1.5東京ドーム大会で、グレート-O-カーンと対戦し、テクニカルな攻防の末に勝利。アメリカTNAでの経験もあるだけに、こってこてのアメリカンプロレスが見られるかもしれない。

 棚橋とSANADAは直近では昨年の『G1クライマックス』公式戦で対峙し、その時は棚橋が勝利しており、SANADAとしては今回、そのリベンジと共に、降って湧いたシングル王座戴冠のチャンスとなる。ハイレベルな技術の応酬になるのは必至の一戦。実力と華を兼ね揃えた棚橋とSANADAによるジャパニーズアメリカンプロレスを堪能させてくれるはずだ。

 セミファイナルでは、IWGPタッグ王者の後藤洋央紀&YOSHI-HASHIに、バレットクラブ内ユニット、HOUSE OF TORTUREのEVIL&高橋裕二郎が挑戦する危険な一戦が組まれた。

 後藤&YOSHI-HASHIは、昨年度の『ワールドタッグリーグ』優勝決定戦で、EVIL&裕二郎と激突。無法殺法に苦しむも、最後は新合体技の奈落で、裕二郎を葬り初優勝を成し遂げている。その勢いを駆って1.4東京ドーム大会では、タイチ&ザック・セイバーJr.を撃破し、悲願のIWGPタッグ王座の初戴冠に成功。続く翌日の1.5東京ドーム大会で、後藤&YOSHI-HASHIは“タッグ二冠王”をめざし、YOHとのトリオでEVIL&裕二郎&SHOのNEVER6人タッグ王座に挑むも、H.o.Tの辟易とするダーティーファイトの前に無念の敗北。その試合後、EVILがIWGPタッグ王座戦を要求し、交換条件としてNEVER6人タッグの再戦を突きつけると、後藤&YOSHI-HASHIも呼応。今回の札幌二連戦の初日(2月19日)にIWGPタッグ、二日目(2月20日)にNEVER6人タッグを懸けて闘うことが決定。

 後藤&YOSHI-HASHIが2連勝することで、H.o.Tの止まらぬ暴走ファイトを封じ込めるのか注目したい。

(どら増田)

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