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KAT-TUNが「紅白」熱で人気再燃になれたワケ

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 ジャニーズ事務所のKAT-TUNが「第72回NHK紅白歌合戦」(NHK総合ほか)への初出場を決めたことに、首を傾げる者が少なくなかった。06年に6人体制でメジャーデビューしたため、21年は15周年アニバーサリー。そのお祝儀との見方が強かった。

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 KAT-TUNは、デビューから10年間で赤西仁、田中聖、田口淳之介が次々と脱退・退所。ジャニーズの肩書きが取れてからではあるものの、田中と田口は奇しくも同じ大麻取締法違反の疑いで逮捕されている。「元KAT-TUNの」と報じられる不祥事に、現在のメンバーである亀梨和也、上田竜也、中丸雄一は胸を痛めた。

 ところが、田口脱退後、およそ1年8か月におよぶ活動休止(充電期間)を経た新生KAT-TUNは、強みと強さを手にして戻ってきた。亀梨は、元来の俳優業に加えて司会者、プロ野球を中心としたスポーツ記者としてもスキルアップ。上田は、長年のボクシング経験を生かしてスポーツ分野で類まれな才能を発揮。中丸は、情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)でコメンテーター、ロケでの経験を重ね、嵐の二宮和也の大人気YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」では暗い性格の“陰キャ”を確立。三者三様で強みを伸ばし、心身の強さを携えた。

 さらに、ワイルド&セクシーを標榜していたデビューから数年間はメンバーの衝突が多く、態度も悪かったため、ジャニーズ内はおろか芸能界でも敵だらけだったことをカミングアウト。素性が悪い硬派集団からイジってもOKにキャラ変してから、ソロ・グループの仕事に幅と厚みが増した。

 「故・ジャニー喜多川さんの遺志を継ぐべく、ステージパフォーマンスが完ぺきであることもファン、業界内で飽きられない理由です。上田さんは14年に、亀梨さんは15年に大御所演出家の蜷川幸雄さん(故人)が手がけた舞台で主役に大抜てき。中丸さんは08年から構成・演出・主演するソロ舞台を続けており、全員が『show must go on』を重んじたジャニーさん魂を継承。この経験が単体としてグループとして、大きく生きているのです」(テレビ番組制作会社の放送作家)

 逆境をバネに、経験を活力に変えて、3人が完成形であることを示して見せたKAT-TUN。テレビに映らないところで重ねてきた努力は、ホンモノだ。

(伊藤由華)

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