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「商品名」「サービス名」「社名」などから優秀なネーミングを持ったものを表彰する同賞で二人は選考委員を務める。最優秀賞は「東京ソラマチ、東武鉄道」が受賞したが、太田は表彰式で最優秀賞を自ら発表する際、「最優秀賞は……鬼束ちひろ、救急車キック」とボケて司会者を慌てさせ、「間違いました。太田光、ご愁傷様」と続けて笑いを取るなど、この日も暴走気味のトークで会場を盛り上げる。
「ご愁傷様」は太田自身が選挙特番出演の際、甘利明自民党前幹事長に対して発して炎上したネタだが、優秀賞獲得の「ヒツジのいらない枕」(ルーキー部門)の選考結果を述べる際も、同商品の「羊を数える必要がないくらいよく眠れる枕」というネーミングコンセプトに絡めて、「僕はあれから眠れてない……」とボケるなど、「ご愁傷様」ネタを随所で引っ張り出すなど、すっかり持ちネタ化。
「(ネーミング大賞の選考で)オミクロンは間に合わなかったです」と新型コロナウィルスに関連したネタも登場、「東京ソラマチ」に対しては「コンビ名に東京ってつける奴はだいたい田舎者」、東武鉄道に対しても「昔は痴漢電車と言われた」と揶揄するなど言いたい放題。また、流行語大賞にライバル意識を持っているのか、「やくみつるを倒したい。やくみつるの薬は麻薬の薬」といじるなど、毒舌は止まらず。コンビ名の「爆笑問題」のネーミングに対しても、「田中が死ぬまで続けます」と述べ、止まらないそのトークに光代夫人が途中、太田の肩をマイクで小突いて制止する場面もあった。
太田はイベント後、今年一年の振り返りを問われ、「田中の倒れた時から始まって、最後にわたしの選挙特番。この後に日大の二審判決が控えていて、このタイミングで理事長が捕まるっていうね。記憶に残る一年になりました」と苦笑い。「しかも、判決がクリスマスイブ。どんなクリスマスプレゼントになるのか」ともボケ、「今年はやり尽くした。やり残したことは一つもない。選挙の仕事もオファーがあればまた。言葉遣いに気をつけながら、来年はNHKでやりたい」と話す。
光代夫人は選挙特番での太田の失態について改めて、「(太田は)自己演出を間違ってしまう時があるんです」と釈明。「何かあってはいけないと、今回も前に出ていますけど、あの時こそわたしがカンペを持って、もっと前に出るべきでした。これは田中でも(止められないんです)……。田中がいても何も言わなかったと思います。あそこで何か言える人がいるとしたら橋下徹さんぐらいじゃないですか」と呆れ顔。囲み取材では「二人の離婚」の可能性が質問として飛び出す一幕もあったが、「なくはないです」とユーモアを交えコメントし、記者陣を笑わせていた。
(取材・文:名鹿祥史)