瑞希は「みぃちゃん(山下)と試合するのはすごい怖いとか、そういう気持ちもあったけど、所属になって1年経って逃げてるだけじゃダメ。すごいなとか尊敬してる気持ちだけじゃダメ。ここで東京女子を背負っていけるようになりたいと思って挑戦を表明した」と話した。山下は「昨日(11.25後楽園)、タッグで取られて。トーナメント(第8回東京プリンセスカップ)で負けてて、その悔しさがあって。そこで闘いたいという気持ちがあって。(瑞希が)マイクで挑戦したいと言って、即答で“やってやるよ”って思った。闘いたいのはそれだけじゃなくて、東京女子を背負いたいという思いが伝わってて。そういう瑞希だからこそ、イッテンヨンで闘いたいって気持ちです。負けた結果を晴らすだけじゃなくて、そこにも理由があって。イッテンヨンでしっかりぶつけ合っていきたい」とコメント。
「第8回東京プリンセスカップ」準々決勝でも、瑞希が山下に勝利しており、ここ最近、瑞希に分が悪い山下は「自分にないスピード、瞬発力があって。昨日も感じたけど、自分の蹴りだったり、技を見破られてた部分があったので。そういうところが自分の弱さ。瞬間的に適応する能力が高い。イッテンヨンまで瑞希の試合を見て、しっかり対策していかなきゃいけない」と気を引き締めた。
1月4日の後楽園大会は22年で7年目となり、そのメインでのタイトル戦は意義深いものがあるが、山下は「東京女子もどんどん仲間が増えてきて、歴史も長くなって。後楽園もやる回数が増えてきてますけど、その中でもイッテンヨンは特別。そういう場所で瑞希と闘えるのはうれしい。でもベルトは譲れないので。絶対にぶっ倒していきたい」と防衛を宣言。
瑞希は「“イッテンヨンで”って、言ってくれた時、すごくうれしかった。(イッテンヨンは)みんなが作り上げてきてくれたもの。自分がそこで挑戦できるのはすごくうれしい」と途中、涙で言葉が詰まりながらコメントした。
(どら増田)