>>眠って抵抗ができない彼女を襲いたい男~本当にあった怖い彼氏~<<
恐らく一生忘れられない変な彼氏の話です。もう4年前のことですが、私は当時、音大に通っていました。フルート奏者として入学し、日々練習や授業に励んで充実した生活を送っていました。その音大で出会ったのが、声楽コースの彼です。オペラ歌手をめざす彼は絶対音感の持ち主。音大には決して珍しい存在ではありませんが、絶対音感を持っていない私としては、とても羨ましく思っていました。
そんな彼は私のことを気に入ってくれたようで、彼からのアプローチを受け、大学2年の頃にお付き合いを始めました。同じ音楽好きなので、休みの日はミュージカルやコンサートの鑑賞を楽しむなど、とても仲良く過ごしていたのですが、一つ問題が…
それは夜の営みの際に、私の声について指摘してくることです。声と言うのはいわゆる喘ぎ声のことなのですが、その音程が気に食わないというのです。簡単に言うと、ドレミファソラシドの中で、彼には好きな音と苦手な音があるらしく、私が行為の際に出す声が苦手な音程なんだとか。
最初指摘を受けた時は、冗談かと思い思わず笑ってしまいましたが、毎回言われる上に、その音程を出し続けると彼のモノは元気をなくしてしまう始末。行為を続けることすらできなくなってしまうのでした。そうは言っても、私だって無意識のうちに声が出てしまいます。その声を、いつもより低くしようとか高くしようとか考えているうちに集中できなくなってしまい、だんだんとセックスレスになっていきました。
そうして行為をしなくなって数か月で、彼の方から振られてしまいました。「音程が合わなかったね。気にしすぎてごめん」と謝られました。別れることは覚悟していたので、そこまでショックは受けませんでしたが、行為の声の音程で振られるなんて、あまりにもおかしくて変わっていて、今思い出しても複雑な気持ちになります。
写真・Nayuki