事件が発生したのは9月3日の早朝。東大阪市の近鉄線布施駅近くのビルで、エレベーターの壁を保護するシートに火がつけられた。火は自然に消火したため、大事には至らなかった。
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その後、このビル内の飲食店に勤務する21歳の男が犯行に関与している疑いが高まり、建造物等以外放火の疑いで逮捕した。警察の取り調べに対し、男は「日々溜まる仕事のストレスを発散するために火をつけた」と容疑を認めているという。このビルでは、同15日にも同様にエレベーターのシートが燃やされたほか、付近のビルでもエレベーター内でタオルが燃やされるなど、放火事件が相次いでいた。男はこれら放火についても容疑を認めており、警察が捜査を進めている。
エレベーターのシートなどに火をつけ、燃え広がってしまった場合、多数の死者が出ることが予想される。それだけに、ネット上では「酷い犯罪。しかもストレスを発散するためなんて、狂っている」「火がついて燃えたところでストレスフリーになるわけではないだろう。意味がわからない」「死罪でもおかしくない。本当に許せない」と憤りの声が相次いでいる状況だ。
放火事件については、京都アニメーション放火殺人事件のように、逃げ道が遮断されると、多数の死者を出してしまう。今回は自然に消えたとのことだが、燃え広がった場合、ビル内にいる多くの人が死の危険にさらされるところだった。男の行動は、重罪と言えるだろう。