音楽の才覚をいち早く見抜いたのは、ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏だ。ウェブライターが言う。
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「ソロプロジェクトの時は、アイドルKinKiと相反するメロディラインとリリックです。事務所関係者はそれに対して、『女の子にモテなきゃいけないのに、なんでそんな男っぽいメッセージソングを書くんだ』と猛反対。逆風の中、剛さんの肩を持ったのがジャニーさん。『君は誰の言うことも聞いちゃダメ』と信念を曲げないよう忠告したのです」
剛はジャニー氏から特別に可愛がられた。出会いは12歳。相棒の光一も同じ12歳だった。奈良県出身の剛と兵庫県出身の光一は偶然にも同じ「堂本」の姓。だが、剛は褒められ、光一は叱られて育てられた。剛が叱られたのは記憶の中で1度だけ。ジャニーズJr.だったころ、平日に合宿所にいると、「YOU、なんでいるの?」と聞かれ、「今日、学校が休みやから」と答えると、「絶対ウソだよ。休みなんかじゃないんだよ。絶対ウソだよ」と怒り心頭。未成年の剛の“東京の父”は、ウソをついて学校をサボった“息子”を叱ったのだ。
「剛さんは今年4月10日に、インスタグラムを開設しました。最初の投稿は『どうもジャニーズです。』。ジャニーズ愛に溢れている証拠です。以降は、同じような写真を連日公開して、実はまゆ毛が太くなっていく爆笑仕掛けをしています。最終的には、額が隠れるほど真っ黒の太まゆ男に……。ほかのジャニーズタレントと明らかに異なるテイストで、60万人近いフォロワーを笑わせています」(前出・ウェブライター)
ジャニー氏は19年7月、くも膜下出血のため死去。87歳だった。通夜・葬儀は関係者のみで行われた。剛は四半世紀以上ともに過ごしたジャニー氏の亡骸に、「愛してるよ」と言いながら、おでこにキスをしている。
“親子”の愛は不滅だ。
(伊藤由華)