>>広島本拠地でのボヤ騒ぎに現地から憶測の声「原因はあそこでは」 ネット騒然のアクシデントの真相は<<
球団公式サイトはこの日、「昨年までカープに在籍しておりましたクリス・ジョンソン選手が現役を引退することとなりました」とジョンソンの引退を発表。また、「私の野球人生で一番輝いたのは広島東洋カープでプレーした時で、長年待ちわびたセントラル・リーグ優勝、日本シリーズでの登板、沢村賞受賞など多く達成出来たと思っています」、「愛する野球をプレーする機会を与えて下さったカープファンや球団にこれからもずっと感謝を続けて行きます」というジョンソンのコメントも掲載されている。
ジョンソンは来日1年目の2015年にいきなり最優秀防御率(1.85)に輝くと、翌2016年は「26登板・15勝7敗・防御率2.13」という数字を残し沢村賞を獲得。その後も3年間で計28勝をマークするなど主力先発として活躍したが、2020年は「10登板・0勝7敗・防御率6.10」と低迷しオフに退団。その後の去就については詳細が伝えられていなかった。
ジョンソンの引退発表を受け、ネット上には「退団後どうしてるのか気になってたけど引退するとは残念」、「カープの3連覇(2016-2018)はジョンソン抜きにはあり得なかった、チームを支えてくれて本当にありがとう」、「本当に頼りになる助っ人だった、こんな投手はしばらく現れないだろう」と惜別の声が寄せられている。
同時に、「リーグ3連覇の功労者なんだし、球団は何らかのポストを用意してあげて欲しい」、「セカンドキャリアがもう決まってるなら別だけど、決まってないならもう一度球団に加わってもらうのも十分アリなのでは」、「エルドレッドみたいにスカウトに転身してくれるのが理想だな」と今後の“帰還”を期待する声も高まっている。
「球界では実績を残した元助っ人に球団がスカウト職などのポストを与えるケースはあり、広島も直近では2019年に元助っ人・エルドレッド(2012-2018/NPB通算133本塁打)を引退と同時に駐米スカウトに迎え入れています。今回引退したジョンソンはエルドレッドに匹敵する実績を残しリーグ3連覇に貢献した功労者ですので、引退後も何らかの形でチームに携わってほしいと願っているファンは多いようです」(野球ライター)
球団発表では引退の理由に加え、引退後の去就についても触れられてはいないジョンソン。球団は今後ジョンソンを何らかの役職に登用することはあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
広島東洋カープの公式サイトより
https://www.carp.co.jp/