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球界の助っ人退団ドミノはロメロが最後ではない?「去りそうな選手は他にもいる」後半戦への致命傷を負いそうな球団は

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 これまでNPBではオリックス(2017-2019,2021-)、楽天(2020)でプレーし、昨季までに「426試合・.264・96本・264打点」という通算成績を残していたロメロ。3日、そのロメロが退団することを複数メディアが報じた。

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 報道によると、ロメロはコロナ禍で家族が来日できずにモチベーションが上がらないことから球団に退団を申し出たといい、これを受けた球団も本人の意思を尊重しウェーバー公示申請の手続きを行ったとのこと。また、球団の福良淳一GMが「残念ですが家族のことなので仕方がない」と、ロメロの決断に惜しみつつも理解を示したことも伝えられている。

 今季のロメロは前半戦が終了した7月14日時点で「20試合・.169・3本・9打点」と数字はいまひとつ。ただ、昨季までの4年間はいずれも2ケタ本塁打、そのうち3年間(2017-2018,2020)は20本塁打をクリアするなど安定した成績を残していた。

 ロメロの退団を受け、ネット上には「急な退団はショックだけど、それだけ悩んでたってことだよね…」、「本人の苦悩を考えると可哀想としか言えない、不調だったのも家族の不在に思い詰めてたからだろう」、「正直凄く悲しいけど、自分も同じ状況なら同じ決断をしたと思う」と悲しみや同情の声が寄せられている。

 同時に、「これで助っ人の途中退団は今季5人目か…まだまだ人数は増えてしまうんだろうか」、「このままだと助っ人退団の連鎖はまだ続くんじゃないか」、「チームを去りそうな助っ人選手は他にもいる、一刻も早く対策しないと皆出て行っちゃうぞ」と今後への懸念も複数見受けられた。

 「今季の球界ではこれまでに楽天・コンリー(5月6日)、オリックス・ディクソン(5月20日)、巨人・スモーク(6月17日)、西武・メヒア(7月26日)がそれぞれ家族の来日が難しいことを理由にNPBでのプレーを断念し退団。また、7月31日にはDeNA・シャッケルフォードが自身の公式ツイッターに投稿し、外務省へ向けて『私やプロ野球の外国人選手が求めているのは家族が入国すること』と家族が来日できるように対応を求めたことも話題となっていました。そのような状況の中で今回ロメロが退団し、『もう自分も我慢の限界だ』とさらに退団者が出るのではと懸念しているファンは少なくないようです。こうしたファンの間では前述のシャッケルフォードや、7月中旬に一時帰国し現在まで再来日していないロッテのマーティン、ハーマンが次なる退団者になるのではとみられています。マーティン、ハーマンはコロナ禍以前からNPBでプレーしていますが、シャッケルフォードについては今季がNPB1年目で単身赴任が続いているので、そのストレスが限界寸前に達しているのではと危惧されています」(野球ライター)

 一部からは「家族の来日がままならないと補強にも悪影響が及ぶ」との声も挙がっている現状。今後NPBや政府が何らかの対応に動くことはあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
シャッケルフォードの公式ツイッターより
https://twitter.com/Shackeldaddy

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